#685 アリス、この子が俺とルミナの間に授かった長男のレイだ、よろしくな
#685
「ああ、いい休暇だった」
ハルトはルミナのほっぺにキスをする。
そしてルミナもお返しにハルトの頬にキスをしてくれる。
こうしてハルトとルミナはレイを授かり、幸せいっぱいでアマギ・レイという新しい家族を迎え、旗艦ルミナスへと戻る。
「旗艦ルミナス、こちらフェニックス2号、聞こえますか?」
「こちら旗艦ルミナス、アリスだよ、聞こえます」
「帰投したい、着艦デッキ指示よろしく願う」
「ルミナス了解、右舷デッキへどうぞ」
「フェニックス2号了解」
旗艦ルミナスは右舷デッキハッチをオープンし、フェニックス2号を迎え入れる。
「着艦完了、ふうー」
ハルトは右舷デッキへの着艦を成功させる。
「ルミナとレイ、さあ、ブリッジへ行こう」
「はい」とルミナ。
「あい」とレイ。
ルミナがレイを抱っこし、ハルトはルミナの手を引くようにして、フェニックス2号から下船する。
3人はブリッジに入る。そこにはアリスが待っている。
「艦長と隊長、お帰りなさい」
アリスはそういいながら、ルミナとハルトを出迎える。
「ただいま、アリスちゃん」
「ただいま、アリス」
ルミナとハルトも挨拶する。
「アリス、この子が俺とルミナの間に授かった長男のレイだ、よろしくな」
ハルトはアリスにレイを紹介する。
レイの髪の毛は黒っぽい栗毛色だ。目はくりっとして可愛いし、ほっぺはぷにぷにしている。その可愛さたるや、まさに天使である!
「あら?この子・・・」
アリスはレイを抱っこすると、まじまじと見つめる。




