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#683 レイちゃーん、お母ちゃんのルミナです、よろしくね

#683


「おいで」

 そしてルミナがそっと赤ちゃんを抱き上げると、赤ちゃんはにこっと天使の微笑みを二人に与える。


(この子が俺たちの子供なんだ)


 そう思うとハルトは感動で胸が熱くなる。


「ハルトさん、この子の名前、考えましょう」

 さっきからハルトが気になっていた赤ちゃんの名前についてルミナも考えていたようだ。


「俺たちで名付けていいんだよね?」

「もちろんいいと思いますよ、私たちの赤ちゃんですよ」


「それで、この子の性別はどっちかな?」


 赤ちゃんの可愛らしさから女の子かなとハルトは勝手に思っていたが、やはり確認しないとまずいだろう?


「ちょっと失礼ちまちゅね~」

 ルミナは赤ちゃんをベッドに寝かせると、足首をつかむと、ちょっとだけお股を広げてしげしげと眺める。


「うーん、男の子っぽいですよね、可愛らしいおちんちんついてますよ」

 ルミナがそういう。確かに髪の毛は栗毛色だし、目や顔立ちもどちらかというと女の子っぽいがこの子、男の子なんだ。


「名前か・・・レイかカナタって名前が俺は好きだけど、ルミナはどっちがいい?」


「そうですね・・・カナタもいいですけど、どこか遠くへ行っちゃいそうなので、レイちゃんでどうですか?」


 ルミナは「レイ」推しだ。


「よし、じゃあレイと名付けよう!、レイちゃん、初めまして、お父ちゃんのハルトだよ」

「レイちゃーん、お母ちゃんのルミナです、よろしくね」


 そういいながら、ルミナは優しく赤ちゃんの体をなでる。どうやら赤ちゃんもまんざらでもなさそうだ。


 こうして、ハルトとルミナには新しい宇宙を生きる「アマギ・レイ」がここに誕生する。


「ソフィア様、本当にありがとうございます」

 ハルトとルミナは改めてそう心で女神様にお礼を言う。



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