#その67 【挿絵ノバ普段着】よし、ノバ、その数値列の意味することが解析できるか?
#その67
「そういえばこんなセリフがあったなあ・・・ようやく思い出したよ・・・」
「ハルトさんも知ってるんですね、さすがですね」
「まあ、このアニメ大好きだからねえ」
「でも、タスケテ~のバックに高周波数帯でPCMによる数値列が紛れ込んで流れているんだよね~」
「えっ、ノバ、それってどういうこと?、ルミナも気が付いた?」
ハルトが驚いてノバに聞く。
「いえ、私にはわからなかったです」
「よし、ノバ、その数値列の意味することが解析できるか?」
「うーん、キャッチして取り出すことは簡単にできるけど、数値列の解析には時間がかかりそう」
ノバが解析と言い出したのでハルトもちょっと不安になる。するとルミナが手助けをしてくれる。
「じゃあノバ、私が手伝うね。私も手伝えばなんとか結果が出ると思います」
「ああ、頼むぞルミナとノバ」
そうして、ノバが文字列を見つけて、ルミナが解析を始める。しばらくして解析結果が出たようだ。
「数値列は場所を示していました、ハルト船長」
「ご苦労様、そうか、それはどのあたりなの?ノバ、わかる?」
ハルトはノバに聞く。
「えへん、そこ・・・ルミ姉、宙図出せる?」
「うん、どこがいるの?。」
「ここは・・・インターワープ先で、惑星アルメリアに行く途中かなあ?、じゃあ出すよ」
ノバが操船室のモニタに表示した場所は、惑星アルメリアに行く途中の何もない空間である。
「なあ、ルミナ、ノバ、この場所って・・・まさか?」
ハルトは嫌な予感がする。そして案の定、ルミナとノバも同時に同じ結論に達する。
「ええ、確かこのあたりだったような・・・」
「うん、なんだかそんな記憶があるよ」
「そうだよなあ・・・これはビンゴだな!この数値列はここを示したんだろうな」
ハルトはこの事態をようやく理解した。
「ノバ!、ルミナ!、この数値列をもう二けた精密に解析して、詳細な場所を割り出してくれ!」
ノバとルミナが出した数字を元に宙図の座標にマーカーをつけて、その場所を特定する。
「なるほど、この場所か・・・これでここに以前は惑星があったことがはっきりしたな」
ノバ・アストラ お嬢様ルック