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#668 私の生まれ育ったエリシアに来たから、魅力が増したのかしら?

#668


ハルトはキスしたまま、ティアナをベッドに押し倒す。


「ティアナ、ティアナ・・・」

 ハルトはティアナの名前を呼びながら、ティアナの体を服の上からまさぐる。


「ああ、ハルトさん・・・」

 ティアナは嬉しそうにハルトの愛撫を受ける。


 やがて、ティアナの口から艶めかしい声が漏れ始めると、ハルトは我慢できずに服を脱いで下着一枚になる。そして、そのままティアナの服を脱がせる。


「ティアナ・・・好きだ・・・」


 ハルトはそのまま激しくキスを続けると、唇を離すことなく、片手でティアナの体を撫でまわす。そしてその手はだんだん下に向かっていく。


「あんっ・・・あっ・・・」

 ティアナはたまらず声を出すが、そのままハルトを受け入れてしまう。


 そしていつしか服を脱いで完全に裸になった二人は時間を忘れてお互いの体をむさぼりあう。やがて限界に達したハルトはティアナの中に自分の分身を放ち、ティアナはそれを一滴残らず吸収する。


 ハルトはティアナに腕枕をして、軽くキスをする。


「ティアナ、ありがとっ」

「ハルトさん、なんだか今日は初めてハルトさんに本気で愛してもらった気がするよ」


 ティアナはそういうと、照れくさいのか、うふふふと笑って、ハルトの髪を優しくなぜる。


「今日のティアナはいつにもまして可愛らしく、愛しく感じたんだ、それでつい、荒っぽくなってごめんな」

「私の生まれ育ったエリシアに来たから、魅力が増したのかしら?」


「それと、旗艦ルミナスでは私室は無機質だし、フェニックスベースはエリシアであるけれど、隣にルミナがいるし、なんだか落ち着かなかったのかもしれないな」


「そうね、王族って生まれた時からずっと周りに人がいて、一人になることはないのよね、それに慣れてはいたけど、今はほんとうにハルトさんの二人きりだから、とっても安心だよ」

 ティアナはそういうとハルトに抱きつく。


「俺もだ、ティアナと二人だけっていうのもたまにはいいな」

「ねえ、ハルトさん・・・」


「なんだ?」

「これからも時々は二人きりになりたいな」


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