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#その66 移住用コロニーが反乱を起こし、独立国となってロボット同士が宇宙空間で戦うアニメ

#その66


 惑星の衛星軌道に作られた移住用コロニーが反乱を起こし、独立国となって地球の軍隊と主にロボット同士が宇宙空間で戦うアニメだ。


 まだAIらしき存在はあまり活躍しておらず、人知を超えた超能力が目覚めて、勝敗を決める感じがかっこいい。


「ハルト船長、このアニメも知ってますか」

「もちろん知ってるよ。このアニメも有名だからね」


「宇宙空間でわざわざ人型ロボットで戦う意味がわからないけど、すごくイイアニメだね。ノバ、これにもはまっちゃうよ」

「そうだろう、そうだろう、そのアニメもよくできているからな。ノバが夢中になるのも無理はないな」


 ハルトはそういいながらもロボットアニメの画面にくぎ付けとなる。なにを隠そう、ハルトはアニメオタクなのだ。アニメには詳しいし、実は今見ているロボットアニメは全巻ディスクを買い集めたほどのマニアだ。


 RAIであるルミナとノバは投影されたアニメを見なくてもデータとして取り込んで分析した方が早いんじゃないかなあ、などとハルトは思いながら、次のアニメカプセルを見る。


 次のアニメは人類を滅ぼす敵を生体アンドロイドっぽいロボットを操縦する少年少女が撃退するアニメだ。


「このお話、難しいね、一度見ただけじゃ意味がわからないよ」

 今やアニメ評論家となったノバが率直な感想をつぶやく。


「そうね、私にもよくわからないからもう一度見ましょうね」

 ノバはともかくルミナにもわかりにくいんだ。


 まあ意識だけを取り出した存在がRAIなのだけど、その二人でもわかりにくいこのアニメは1000年以上経過しても解釈が難しいらしい。当時のハルトがわからなくても仕方ないだろう。



*タスケテ=リリア 登場


「あれえルミ姉、このアニメ、どこかでタスケテ~って声が聞こえる気がしないかな?」

「ノバ、私にも聞こえる気がするよ」


 ノバとルミナがそんなこと言い出したのを聞いて、ハルトは驚く。それはロボットが敵にやられて絶体絶命の時に主人公がつぶやく言葉だ。


 これは当時のアニメファンにも隠れたセリフとして大人気で、聞き逃したファンがそのセリフを聞くためだけにディスクを購入する動機になったほどである。


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