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#657 せっかくの連休になったので、私の実家に行きませんかね?

#657


「あっ!ユナが待っているんだ!」


「そうだったね」

 二人は顔を見合わせてくすっと笑う。


 フライング?で一足先にルミナと愛を確かめ合ったハヤトは自室に変えると、ベッドに体をどーんと投げ出して大の字になって寝転ぶ。


「あー、疲れた・・・」


 そういいながらもハルトはルミナとの昨晩の愛の交歓を思い出して満足そうな表情で天井を見つめる。


 ここで、どかどかどかとドアをけ破ってでも入ってくるのがティアナなのだが・・・。


「ハルトさん、入っていいかなあ?」

 ドアをノックして入ってきたのはティアナだ。


「え?あ・・・ああ」

 ハルトは上半身を起こしてティアナを見つめる。


「ティアナ、どうした?何かあったのか?」

「あのね、ハルトさん、せっかくの連休になったので、私の実家に行きませんかね?」

 ティアナからの珍しいお誘いの提案だ。


「ティアナの実家というと、惑星エリシアのパレス宮殿か?」

「そうでっす、ハルトさんと正式に里帰りしたことないので、どうかなあって?」


 そういえば、ハルトはセレス宮殿にまともに訪れたことがない。最初のは訪問というよりもガラスをぶちわっての突撃だったと思うし、フェニックスベースができてからは、もっぱらエリオット国王がベースに来ていたし。


「そうだな、一度お邪魔してみようか」


「うれしい、じゃ、行きましょっか!」

 そういうとティアナはぱあっと明るい顔になってハルトの手を取って立ち上がらせる。


「じゃあ、すぐ出発しましょ!」

「え?やけに急だな?」


 ハルトはそう言いながらもティアナに引きずられるようにして、部屋を出る。2日間はルミナとの間に協定ができているようで、ティアナがどとばたしていても、何も言ってこない。


「よし、行くぞぉ」

 ティアナはハルトにそういうと、肩を抱きかかえる、というか、ぐっと捕まえるようにして、左舷ドックへと向かう。


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