#649 あのですね、肩を抱いてもいいでしょうか・・・
#649
リリアの甘い吐息がミーシャをますます興奮させる。やがて刺激と興奮が頂点に達する頃、ミーシャとリリアは体を重ねて一つになる。
「あ・・あああ・・あん」
「うう・・・」
リリアはケモミミをこれまでにないほど激しく揺らすと、ひときわ大きな嬌声を上げる。ミーシャもうめきながらリリアの中に己の分身を思う存分開放する。ようやく一つになれた二人はそのままぐったりとしてしまう。
「あ・・・ああ・・・」
リリアはミーシャの腕の中でぐったりしている。
「ごめんなさい、自分は女性とのことは初めてで、加減ができなくて、ちょっと激しくしすぎちゃいました」
「いいんですよ、私はミーシャさんのものなんだから」
「ありがとう、リリアさん」
そういうと二人は再びキスを交わす。
そしてそのまま裸のまま抱き合って眠りにつく。
さて、再びアミルとカノンである。
二人はミーシャとリリアが去った後のブリッジで、ちょっと相談をしている。
「ねえカノンさん」
アミルは相変わらずまじめな顔をしているカノンに話しかける。
「なあに?」
「あの・・・ですね、その・・・」
アミルは何か言いたげだが、なかなか言葉が続かないようだ。そんなアミルをカノンは優しく見守るように見つめる。
「あ・・・あのですね、こんなことをお願いするのは失礼かなって思うんですが・・・」
「何でしょうか?、遠慮しないで言ってみてください」
「その・・・あのですね、肩を抱いてもいいでしょうか・・・」
アミルはカノンに息が止まりそうなほど緊張しながらようやくそれだけいうと真っ赤になってしまう。
「・・・・」
カノンはカノンで、下を向いたまま言葉が出てこない。




