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#646 私は、ミーシャさんとゆっくりしたいけど・・・どう?

#646


 ああ、やっぱりルミナは最高に可愛いな。


「なあ、ルミナ、俺たちのところにちっとも赤ちゃんが来ないことだけど・・」

 ハルトは女神ソフィア様に指摘されたことが、とても気になっているらしい。


「ねえハルトさん、私はハルトさんを誰よりも愛していますよ」

 ルミナが真剣なまなざしでハルトを見つめながら答える。


「ありがとうルミナ、もちろん俺だって、ルミナを愛してるんだよ」

「じゃあお互い愛し合っているんだよね」


「そうだとも」

「なら、女神ソフィア様の言われたことをそんなに気にすることはないんじゃないかしらね、人類とRAIであっても愛し合っていれば、赤ちゃんを授かれることはノバちゃんとミーナミさんが証明してくれているんだしね」


「そうだな、うん、そうだそうだ」

 ハルトを一生懸命励ましてくれるルミナがとても可愛らしく思えて、その夜は結局3回も愛し合う。さすがに疲れた二人である。


 ミーシャ、リリア、アミル、カノンの運転士4人組は、コスモ1号のインターワープ3ベータまでのプラズマレール敷設が決まったので、逆に敷設が完了するまでは、運転士としては暇になる。


 その上で4日間の休暇が決まり、シミュレーション訓練からこの方忙しかった日々が突然休みがもらえて頭の中が空白になっているところだ。


 ミーシャはリリアに休暇をどう過ごそうか、と相談をしている。


「ねえ、リリアはどうするの?」

 ミーシャがリリアに尋ねる。


「私は、ミーシャさんとゆっくりしたいけど・・・どう?」

 リリアは小首を傾げながらミーシャに答える。


「もちろん、自分もリリアさんと一緒にいたいです」

 ミーシャはもううれしくなって、即答する。


「それで、約束したこの間の続きをしたいかな?」

 ミーシャの言う「この間の続き」とは、コスモ1号試運転前のキスのことだろう。


「ミーシャさん、ありがとう」

 ミーシャはそういうと立ち上がり、リリアの手を取る。


「じゃあ、俺たちは失礼しましょうか」


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