表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
642/699

#642 PR100型は単独で動作可能で自走しながらプラズマレールを敷設することができます

#642


「このPR100型は単独で動作可能で、旗艦ルミナスよりプラズマレール構成ユニットをまとめて受け取り、今回で言えば閉塞区間単位でプラズマレールをフルオートで敷設できる初めての保守専用車両なのです」


「へえーっ、メカメカしくていいねえー」

 ハルトは素直に感心する。


「これまでに完成したプラズマレールの最先端にこの車両を配置して、自走しながらプラズマレールを敷設することができてしまいます」

 アリスは自慢げに説明する。


「ってことは、これまでの敷設に必要だった旗艦ルミナスとフェニックス2号改はなくてもいいってこと?」

 ルミナが質問する。


「その通りですルミ姉、旗艦ルミナスはサポートのためにPR100の後方からついていけば大丈夫になるのです」


「なるほど、それはいいわねー」

 ルミナは納得顔だ。


「ではハルト隊長と艦長のルミ姉には私から説明しますが、現在の閉塞区間の位置関係を大画面に表示しますのでご覧ください」


 アリスがそういうと、宇宙図が映し出される。そして地図の中にいくつものピンが立ち、それぞれのピンに数字がついている。


「現在位置はここです」

 そういいつつ、アリスはピンの一つを指し示す。


「このピンの数字は何なの?」

「それは、インターワープ3ベータまでの距離です」


「え?もうそんなに進んでるの?」

「はい、ここからはPR100型プラズマレール敷設車両を使えば、この距離を3日もあれば、IWS3まで敷設することが可能です」


「3日かあ」

「はい、つまり、オツキからIWS1ベータまで3日間もあればプラズマレールがつながるということです」


「おおっ、それはすごい」

 ハルトが感嘆する。


「つまり、これでスペースレール計画の第1段階が完了するというわけです」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ