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#641 よし、じゃあこのままレール延伸を続けようじゃないか

#641

 

#スペースレールは試験走行で成功をおさめる。


 その翌日から閉塞3を延長し、まずはインターワープ3ベータに正式な駅を設置する計画に着手することになる。同様に始発駅オツキも仮設から衛星オツキに設置する計画を加速する。


「みなさん、レール延長は愛です」

 アリス中佐はしきりに叫んでいる。


 今回のスペースレール計画では、敷設したレールは翌日には夢幻の如く消えて(証拠を残さない)はずであった。


 だが、エリオット国王やハルトの陰の活躍と仮設レールによるコスモ1号運行の成功により、このまま延伸することになったのだ。


「ルミナ艦長、予定外ではあるが、旗艦ルミナスをこのままレール延伸のために運用を続けて何か問題があるか?」

ハルトがルミナに尋ねる。


「プラズマエネルギーは満タンだし、食料はたくさんあるし、特に問題ないと思います」

 ルミナはモニタを確認しながらハルトに返事をする。


「よし、じゃあこのままレール延伸を続けようじゃないか」

 ハルトが宣言すると、おおーっと声が上がる。


「あの、それはいいけど、私の愛しい旦那様はフェニックス2号によるレール敷設にこれから耐えられるかにゃ?」

 なぜか語尾をネコ語にして発言しているのはティアナだ。


 いっけね、勢いでレール延伸に弾みをつけてしまったが、あの作業けっこうきついんだった。いくらてっちゃんの自分でもあの単調な作業をインターワープ3ベータまで続けるのはさすがに自信がないな。


 ハルトがむむむ、という表情で難しい顔をしていると、アリスがえへんと咳ばらいをしつつ、発言を求める。


「そのことですが、ハルト隊長がこれまでにこなした作業から、自動スペースレール敷設車両をこのアリスが開発したのです!、じゃじゃーん」

 アリスはそういうと、モニタにその自慢の車両を映し出す。


「おおっ」

 みんなが感嘆の声をあげる。


「隊長、アリス中佐が作ったこの自動スペースレール敷設車両を見てください!」


 そういいながら、アリスはモニタに車両を映し出す。そこにはメカメカしい車両が写っている。そして車両名は、プラズマレール敷設車両PR100型だ。


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