表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
623/699

#623 おいアリス中佐、それはミサイルって呼ぶんじゃないのか?

#623


「ハルト了解、許可するよ、やってみて」

 ティアナもノバもミーナミまでもが何か楽しそうにしている。


「こちらフェニックス2号、スペースレール第2閉塞に到着!防御システムを起展開する!」

「こちら旗艦ルミナス、デブリ第1弾がまもなく第2閉塞205番レール付近に到達します」


「こちらフェニックス2号、スペースレール第2閉塞周辺でティアロイドがプラズマバリアによりが防御します」


 第2閉塞に到着したティアロイドはすぐさまデブリと思われる未確認物体からスペースレールを守るためにプラズマバリアを展開し、デブリの到着に備える。


「・・・3,2,1・・・デブリ到達!」

 第2閉塞スペースレール付近では、細かな爆発が発生している。


「ティアナ、どうだ、うまくいったか?」

「ティアロイドよりハルト隊長、第1波は全て破壊、すぐに第2波が来るよ、こいつは数が多い・・よ」


「アリスよりデブリと思われた未確認物体は推進装置を持ち爆発物を搭載、です」

 アリスより物騒な連絡が入る。


「おいアリス中佐、それはミサイルって呼ぶんじゃないのか?」

「・・・そうともいう」


 レスキュー隊はミサイル第1波から防御することに成功する。だが、第2波がやってくる。しかも・・・さらに数は多いのだ。


「ハルトよりミーナミ中尉、さあどうする?」

 この非常事態だというのにハルトはまるで学生を試す試験官のようにミーナミに催促する。


「ミーナミより、プラズマレール自己防御態勢に入ります、ノバ少佐お願いします」


「ノバ了解、KDLSリンク状態良好、プラズマレール実体解除、します」

 ノバはそういうとフェニックス2号のモニタを操作する。


 それは、KDLSを利用して、攻撃対象のプラズマレールの実体を一時的に存在しないものとする実体解除である。


「・・・3,2,1・・・第2波到着・・・」


 プラズマレールを目標として何者かが発射したミサイル群は目標を見失って、第2閉塞付近を通過して、そのまま宇宙空間を彷徨う。やがて燃料が尽きたのか、そのばでそれぞれが爆散して周囲には静けさが戻る


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ