表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
615/699

#615 ティアナ少佐はすでにどこぞへ飛び立ちました

#615


「それはまた急ですねえ」

 ハルトは目を白黒させながら答える。


「まあ、お前さんたちなら大丈夫じゃろ」

 エリオットは涼しい顔で応える。


「さあ、みなさん、これまでシミュレータで訓練したことが役に立つ時がようやく来ましたよ」

 一番うれしそうなのが、もちろんアリスである。


「よし、じゃあ、線路の敷設は明日の1000から行うよ、旗艦ルミナス、OK?」


「もちろん、OKです」

 艦長ルミナが即座に返事をする。


「フェニックス2号も大丈夫だぞ」

 これはハルトが自分で答える。


「ノバ、ユナ、チョコはいいか」


「大丈夫です」、「だいじょぶだよ、「大丈夫でござる」

 これも元気な返事が返ってくる。


「さて、コスモ1号クルーはどうだ?」

「こっちもミーナミ、リリア、ミーシャ、カノン全員もちろんOKです」


「あれ、おい、ティアナはどこ行った?」

「ティアナ少佐はすでにどこぞへ飛び立ちました」


「全く気が早いやつだ」

 ティアナはすでに自主的に哨戒に任務に入っているようだ。ほんとに言うこと聞かない奴だな。


「よし、ではレール担当は明日に向けて最後の点検、コスモ1号は最終確認をもう一度やってくれ、本日はこれで解散」


「おーっ!」

 ハルトの掛け声で全員一度解散する。


「さあ、行くよ」

 翌日、アリスの宣言によりレール敷設作業を予定通り開始する。


 本日のレール敷設に向けて旗艦ルミナスはフェニックスベースを発進し、衛星オツキに向かう。旗艦ルミナスにはコスモ1号とフェニックス2号をもちろん搭載している。


「旗艦ルミナスは間もなく{始発駅}敷設地点に到達します」

 艦長ルミナが全員に呼びかける。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ