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#608 ぷろぐらみんぐ学習開始します

#608


#ぷろぐらみんぐ学習開始します


「あの、アリス中佐・・・どうやったら{ぷろぐらみんぐ}能力を開発できるんですか?」

 ノバはさっそく質問してする。


「それはね・・・」

 アリスが答えようとすると、チョコが答える。


「拙者も最近わかったのですが、ユナちゃんや拙者のようなSAIの脳みそには最初から他の適合者や物に能力を分けてあげる機能が備わっているようなのでござる」

「えっ、そんな能力があるの?」


「ええ、そのようでござる、それを{ぷろぐらみんぐ}とアリス中佐は呼んでいるのでござるよ」

「どうするとその能力が使えるようになるのかしら?」

 ノバがアリスに聞く。


「それはですね・・・」

 アリスが答えようとすると、チョコが答える。


「だいたいわかったわ、で、その能力って使えるようになるのかしら?」

 ノバはアリスにさらに問いただす。


「それは・・・」

 アリスはちょっと言いよどむ、そして言ってもいいかしら的な視線をノバに向ける。


「それは?」

 ノバは早く言ってよ的な視線をアリスに返す。


「それは、このトレーナー{あいらぶゆう}を使うことでユナちゃんとチョコちゃんが仲良くなること、です」

 アリスはドヤ顔で答える。


「えええええ、それだけなの? そんなんでいいの?」

「うん、そうよー、そうやって二人がコミュニケーションを密にすることで{ぷろぐらみんぐ}能力が解放されるらしいのよね」


「じゃあ、なんで拷問なんて言ったの?」

ノバは怒り出す。


「だってー・・・このアリス様自慢のトレーナーを誰かさんが拷問だあって噂を広めているから、まあのっかってみた的な?」

アリスは悪びれる様子もない。

「ほんとはユナちゃんとチョコちゃんが恋に落ちていちゃいちゃしてもらうのが一番早いんだけど、色恋はユナちゃんにはまだ早いし、そんなことさせたらミーナミ中尉に殺されそうだからねえ、まっ、仲良くするくらいで手を打つってことで・・・」

アリスは本音を小声でつぶやいておく。


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