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#その60 ハルト船長、それは爆買いってやつね!

#その60


「ハルト船長、どういたしまして。こういう書類仕事はRAIは超得意なので、これからもお任せください」


「えー、ノバは書類は苦手だなあ、ルミ姉に任せるね」

「ノバはそんなこと言ってるからだまされることが多いんだよ」


「ちぇえ、そんことないもん」

 ルミナとノバが不毛な会話を始める。ハルトはまあまあと両名をなだめつつ歩き始める。


「ハルト船長、これからどうするの?」

「そうだな、次はこのインターワープステーションのショッピングモールで必要物資を補給をしよう」


 ハルトはルミナとノバに提案する。

「ハルト船長、それは爆買いってやつね!」


 またまたノバが地球語を口ずさむので、会話が怪しくなる。RAIはどこで1000年も前のしかも異次元に存在下であろう地球のそれも日本語の流行語を知ったのだろうか。


「おいノバ、調子に乗るなよ、無駄遣いはしないからな」

 確かに宇宙船ルミナの食料も残り少なくなってきている。


 食料が本当に必要なのはハルトだけだが、船内のうるおいのためにもそろそろ補充が必要だろう。


 それにこのインターワープステーション1には宇宙食だけでなく様々な星からの特産品などもあるらしいのでそれも見てみたいところだ。ハルトはそう考えを巡らすとルミナとノバに提案する。


「よし、じゃあまずはこのインターワープステーション1の特産品を見てみよう。」

 するとルミナが答える。


「うん、そうしよう、ハルト船長!」

 3人は早速、インターワープステーション1のマルシェと呼ばれる巨大スーパーマーケットに向かう。


「まずは食料品を調達しようか・・・」

 ハルトは食料品売り場に入るとその品揃えの多さに驚く。


 そこにはチューブやラミネートされた袋入りですぐに食べることができる様々な宇宙食が並んでいる。ハルトが初めて見る食材かどうかの判別がつかない珍しい商品ももたくさん並んでいる。生きたままの犬や猫っぽい動物も売られている。


 これらの動物はハルトになじみのある種族と違って目が三つのものや一つのもの、手足の数が4本より多いなど、姿が違うが、生きたまま宇宙船に持ち込み、食べるときにはとさつする前提の食材なのだろう。ハルトはその中からなじめそうな食品をいくつか選ぶ。


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