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#583 それから、その後ろにカプセルを3つほどぶら下げます

#583


ミーナミとノバがうなずいて、同意する。


「それでですね、フェニックス4号は宇宙大学に返却するためにマンディ号を牽引します」

 ああそうだ、マンディ号は返す必要があるんだった、ミーナミは改め思い出す。


「マンディ号牽引、了解です」

「はい、お願いします、それから、その後ろにカプセルを3つほどぶら下げます」


「????」


「フェニックス4号を先頭としてマンディ号、カプセル3台の計5台が一つのグループを構成します。これを編成と呼ぶことにします」

 アリスはそういうと5台の構成図に編成と書かれたプレートを張り付ける。


「今回は5台にするけど、実用化する際には編成を100両にすることも理論的には可能です」

「アリス中佐、あの、プラズマレールはどうなりますか?」


 アリスはよく聞いてくれましたとばかりにニカっと笑ってプラズマレール敷設についての計画案をモニタに表示して説明を始める。


「今回使用するプラズマレールはあくまで仮設のモノになります。生成後の存在期限は24hです」


「あの、それって作って敷設してもすぐに消えてしまうということですか?」

 ミーナミが不思議そうに質問する。


 「ミーナミ中尉、その通りです、今回はまだ実験段階なので、宇宙連合に許可を得ておりません。したがって、すぐに消えて(証拠が)残らないようにします」


「もう一つ、敷設はどのように行うのでしょうか?」

 今度はアミルが質問する。アミルはエンジニアらしくプラズマレールの技術的なことに興味関心がある。


「アミルさん、ありがとうございます、プラズマレールの生成は旗艦ルミナス内アリス工房にて行い、生成順にフェニックス2号によりリリア少佐とカノン少尉が行う予定です」


「ええーっ、聞いてないよ」

 リリアとカノンが声を揃えて叫ぶ。


「ごめんなさい、今初めて言いました」

「ということは、旗艦ルミナスも出動するということですか?」


「その通りです、旗艦ルミナスはフェニックス4号の1日前の航路においてプラズマレールの生成と敷設の任務を行う計画です」

「あのねえ、それも今初めて聞いたよ」


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