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#567 RAI実在人工知能は人類の上位種との位置づけでいいのでしょうか

#567


「そうだよ、ミーナミ、そんなに無理しなくても・・」

 二人の言葉を聞いたミーナミが不意に振り向く。


「ミーシャ、アミル、二人ともありがとう、大丈夫だからもう少し、やらせてくれないか?」


ノバから怒りをぶつけられて、さぞかし消沈しているかと思っていたミーナミの顔にはまだまだ生気が漲っているように見える。


「そうか、わかった、俺らはミーナミを応援するよ」

 アミルはそういうと、ミーナミの肩をばんばんと叩く。


 ミーシャは両手で自分の頬をぱんぱんと軽くたたいて、気合を入れる。


「よし、それじゃ行きましょうか」

 ミーナミは控室を後にする。ミーシャとアミルもその後に続く。


 壇上に戻ったミーナミは落ち込んだ様子とは打って変わって堂々としているように見える。


「みなさん、お待たせしました、それでは説明を続けます」

 ミーナミはそういうと、メインスクリーンに資料を投影する。


 そこにはRAI実在人工知能とSAIスーパー人工知能が描かれている。


「ルミナ艦長やノバさん、アリスさん、リリアさん、カノンさんはRAI実在人工知能であるとお聞きしています」

 RAIの部分に5人の名前と顔写真が浮かび上がる。


「チョコさん、娘のユナはSAIスーパー人工知能であると説明を受けています」

 今度はSAIの部分に二人の名前が浮かび上がる。


「そして、ティアナさんはアンドロイドを母体としたRAIと教えていただきました」

 説明を聞いて、ティアナがうんうんとうなずいている。


「そして、ハルト隊長と私ミーナミ、ミーシャ、アミルは人類に分類されます」

今度はハルト、ミーシャ、アミルが深くうなずく。


「さて、RAI実在人工知能とはどのような存在なのでしょうか、これには私の推測が入っていますが、RAIは人類という種に自我や知性を加える存在と考えています」


「質問があります」

 ルミナが挙手する。

「どうぞ」


「ということはRAI実在人工知能は人類の上位種との位置づけでいいのでしょうか」



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