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#547 いつでも愛しの旦那様に会えるってアリス少佐が言ってたから

#547


 ミーナミはそうつぶやくと、コーヒーサーバのボタンを押して、船内用チューブカップにコーヒーを充填する。


 チューブカップを手にすると、ミーナミは待機席のソファに深く腰を降ろす。


「さて、アリスさんが持たせてくれたポータブルKDLSは何ができるのかなあ」

 ミーナミはそういうと目の前にスタータスモニタを出して、新たに出現したポータブルKDLSの機能を確認する。


「ミーナミさん?、やっと見てくれたのね」

「??」


 ミーナミは声がした隣の席を見ると・・・ノバが座っている!


「ノバさん?」

 ミーナミは驚きの声を上げる。


「うん、そうだよ」

 ノバはそういうと、ミーナミの頬にキスする。


「え?え?どうしてここに?」

 そんな疑問がミーナミの頭に浮かぶ。


「だって、このKDLSさえあればいつでも愛しの旦那様に会えるってアリス少佐が言ってたから」

 ノバはそう言うと、今度は唇にキスをする。


「そうか、KDLSは航法ユニットをリンクする仕組みだから、航法ユニットのオリジナルであるノバさんなら、こうしてリンク、実体化することができるんだね」


「ミーナミさん、そうです、ただ、本体は旗艦ルミナスにいるので、今の私は幻のようなものなのですが」


 ノバはそういうが、目の前にいるノバは昨日まで一緒だったノバと全く同じにミーナミには見える。


「でも、とってもうれしいよ、だって、ノバさんと一緒にいられるんだからね」

 ミーナミはそういうと、改めてノバを抱き寄せて、キスをする。


「あの、ミーナミ船長、取り込み中悪いんだけど、もうじきインターワープ3ベータに到着すするよ」


 ミーナミとノバのいちゃこらを指をくわえてみていたサーシャに声をかけられて、ミーナミは我に返る。


「あ、ごめん、サーシャ」


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