表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
535/703

#535 久しぶりじゃの、スペースレスキュー隊フェニックス出動せよ

#535


「アリスより、神器{空間歪イレーザ}は改良が進んで、小型化したし、何発も発射できないけど、エネルギーもカートリッジにしたから、フェニックス3号で運用できるよー」


「ハルトより、さすがアリスだ、フェニックス隊ものづくり担当だけのことはある」

 それを聞いていたティアナが元気に挙手をする。


「はい、はい、今度は私もやるー」


「返事は一度すればわかるよ、ティアナ、ありがとな」

 話を聞いていたティアナももちろん首を突っ込んでくる。


 神器{空間歪イレーザ}は空間歪を中和する神器だけあって、とてつもない大きなエネルギーを消費するメカである。


 イレーザを前回使った時は、フェニックス2号に歪イレーザを搭載し、旗艦ルミナスからエネルギーを供給、カノンとティアナに運用してもらった。


 そして火器制御はチョコに任せたのである。元衛星キャノン砲だったカノンであれば、高出力の歪イレーザを運用できるだろうとの判断である。


「では、エリオット司令長官、出動許可をください」


「久しぶりじゃの、スペースレスキュー隊フェニックス出動せよ」

「おーっ」


「はい、ハルト隊長、質問があります」

「おっ、ティアナ、質問を許可する」


「あの、ここはインターワープ内だけど、どうすれば動き回れますかね」

 ティアナの言うことはもっともだ。インターワープは航法ユニットがなければ通過できないのだ。


 しかも今は、KDLSで4号とルミナスは実験的に1台で運航している最中なのだ。


「はーい、アリスだよ」

「アリス、なんだ?」


「アリスより、そのKDLSを使えば、3号にティアナが乗ってイレーザを使うことができるよ」

「そうなのか」


 今回はブラックホールが小型なので、カノンに頼らなくても、エネルギー問題はなんとかなりそうなのだ。残った問題はKDLSだけになる。


「うん、でね、そこにはユナちゃんが必要なんだ」

 ユナはブリッジの定位置でうとうとしている。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ