#524 自分はリリアさんが本当に好きなんです、お付き合いして頂けませんか
#524
ルミナはそういうとぐいぐいとミーシャに迫る。ミーシャも近づいてくるルミナに少し引き気味だ。そんな様子を見ていたリリアが立ち上がる。
「ちょっとミーシャさん、こっちに来てもらえます?」
リリアはそう言ってミーシャを部屋の隅っこに連れていく。そしてそっと耳打ちする。
「あ、リリアさん」
「ミーシャさん、ルミナ艦長は酔うとしつこいから、適当にあしらってくださいね」
「はあ、あの、リリアさん?」
「はい、なんでしょう?」
「あの、自分はリリアさんが本当に好きなんです、お付き合いして頂けませんか」
ミーシャはそういってリリアに承諾の握手を求めて手を差し出す。
「え?そんな、急に言われても・・・」
「あ、急ですみません。でも、本気なんです」
「ミーシャさん、私もミーシャさんいい人だなあって思ってたとこです」
リリアはそういうと、ミーシャの差し出された握り返す。
「リリアさん、よろしくお願いしますね」
「は・・い」
リリアは真っ赤になって、うつむいているがとってもうれしそうだ。
「よーし、ミーシャとリリアのカップル成立だよ、ミシャリリとでも呼ぼうかなあ」
ルミナが自分事のようにうれしくて、珍しく大騒ぎしている。
旗艦ルミナスは、ノバとミーナミの結婚式からの大宴会からのミシャリリカップル誕生と、おめでたいことが続く。そして、ミーナミとノバの旅立ちの日がやってくる。




