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#519 ミーナミさん、ノバさん、ご結婚おめでとう、お二人が永遠に幸せでありますように

#519


「そう、そこ」

ミーナミはノバが指さすその場所をしっかり見つめる。


 そこにはこう書かれている。

{made by Alice}


「あーっ、やられた、この箱、隊長たちからのプレゼントだ」

「???」


「アリスちゃんが作ったものだったら、こうすれば開くよ」

 ノバはそういうと、慎重に箱の制御システムにアクセスして、パカッと開ける。すると中にはさらに小さな箱が入っている。


「これが本体?小さいね」

 ミーナミは小さな本体を手に取ると、手のひらの上でそっと開ける。


「うわあー、指輪だ」

 箱の中に入っているのは、二つの指輪、そうミーナミとノバの結婚を祝すエンゲージリングだ。箱内部にはこう書かれている。


「ミーナミさん、ノバさん、ご結婚おめでとう、お二人が永遠に幸せでありますように・・女神ソフィアと愉快なフェニックス隊の仲間たち」


「まったく、女神ソフィア様と言いフェニックス隊の人たちといい、指輪を贈ってくれるのに国家プレジェクト並みの手間をかけてくれなくてもいいのにね」


 ノバはぶつくさ言いながらも、うれしさのあまり目には涙がうっすらと浮かんでいる。


「ハルト隊長、みなさんからのプレゼントの指輪、確かに受け取りました」

「うん、喜んでもらえたかな、それとこの試練はミーナミ船長のフェニックス4号船長昇格試験もかねていたからね、合格おめでとう」


「あっ、ありがとうございます」

 ミーナミはとっさのことに言葉が出てこない。


「そうそう、今日からミーナミ君は正式にフェニックス4号の船長となり、階級は中尉からだ」

「へへん、ノバは中佐だからね、船長になってもミーナミさんはノバの言うことはちゃんと聞くんだよ」


 ミーナミはノバの顔を見つめるとキスをする。


「キスでごまかされないからね」

「さあ、旗艦ルミナスに戻ろう」



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