#485 ノバさん、大好きです、私もミーナミさんのこと、好きですよ
#485
この分別機はアリス特製で、ごみと再利用可能物を選別後に、きれいに洗って片づけてくれるとボットなのだ。
ミーナミは食後の飲み物をトレイに載せると、リビングでくつろいでいるノバの元に歩み寄る。
「ノバさん、惑星エリシア特産のお茶をどうぞ」
「ミーナミさん、ありがとう」
ミーナミはノバにお茶を渡すと、自分の分をテーブルに置いて、そのままノバの隣に腰を降ろす。
「ミーナミさん、このお茶おいしいですね」
「そうでしょう、私も大好きなんです」
ノバはお茶を一口飲んでから、ふーとため息をつく。そんな様子も可愛いなあと思うミーナミは微笑んでしまう。その微笑みに気が付いたノバも微笑みを返す。
「ノバさん・・」
「なあに?」
ミーナミはノバと目を合わせる。
「ノバさん、大好きです」
「私もミーナミさんのこと、好きですよ」
ノバはその瞬間、そっと目を閉じてミーナミの次の行動を促す。
ミーナミは、一瞬息を飲んだ後、ノバの肩に手を回して、ノバを抱き寄せる。
そして、ノバにそっとキスをする。
「ん・・・」
ノバの口から吐息が漏れる。
「ミーナミさん、もっとして」
「はい・・・でも、あの・・・」
「なあに?」
「その・・・初めてなので・・・」
そんなミーナミの告白に、ノバはちょっと驚く。
「私も初めてだから、大丈夫ですよ」
そういうとノバはもう一度目を瞑る。今度はさっきより強くキスをしたので、二人の唇が重なる。
「ん・・・」
ノバからまた吐息が漏れる。
ミーナミはそんなノバにさらにキスをする。今度は舌を絡ませるディープキスだ。




