#454 ハルトさんたら、いつもそうやってごまかすんだからあ
#454
そんなみんなにハルトが声をかける。
「おーい、みんな、ちょっと休憩しないか」
その声を聞いて、一同が集まる。
浜辺ではアリスがビーチパラソルの下にテーブルと椅子を並べて、お茶の準備をしてくれている。
ハルトはさっそく椅子に座ると右横にルミナすぐに座る。左横にはティアナが座っている、ってあれ、ついさっきまで沖にいたはずだが、素早さは天下一だろう。ノバもチョコを抱っこしたまま座っている。
「ねえ、ハルトさん」
「どうしたの?」
「この水着どうかな」
ルミナがいつの間に着替えたのか、ピンクのワンピースの水着姿を見せつける。
「とっても可愛いよ」
ハルトはそういいながらも、ちょっと照れる。
「もう、ハルトさんたら、いつもそうやってごまかすんだからあ」
そう言いながらもルミナはまんざらでもないようだ。そんな2人を見てティアナは口を尖らす。
「むー、ルミナ姉ばっかり褒められてずるーい」
そういうと、ティアナも着替えたらしい黒いビキニ姿を披露する。
「どう?」
ハルトはそんなティアナの水着姿を見て、ちょっと言葉に詰まる。
「その、なんだ、可愛いよ」
ハルトは照れながらそういうと、ティアナは嬉しそうにする。そしてルミナに自慢する。
「へへん、私の勝ちだね」
「こらあ、ティアナ、何いってるの」
そんな2人の様子を見ていたノバも負けじという。
「ねえねえ、ハルト隊長、私はどうかな」
そういってノバも、水色のワンピース水着をみんなに披露する。
「とってもお似合いでござるよ」
そういってくれたのはチョコだ。チョコに言われて、ノバは満足そうにしている。
「ねえ、ハルト隊長、私の水着はどうかな」