表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
450/701

#450 最近は妙に連帯するときもあって、ハルト隊長もたじたじだなあ

#450


 旗艦ルミナスはティアナたちがいる海岸から5kほど離れた場所に静かに着水する。巨体なので、着水と同時に小さな津波が発生し、ここまで波が押し寄せてくる。


「ハルトより、着いたぞー、フェニックス3号でそっちに行くよー」

 ハルト、ルミナ、ノバの3人は待ちきれないようにフェニックス3号に飛び乗り、右舷デッキをオープンして、飛び出す。操縦はもちろんノバだ。


「おーい、みんなー」

 ルミナはそういうとフェニックス3号から飛び降りる。そしてそのままティアナに抱きつく。


「もう、ルミナ姉ったらあ、危ないよお」

 ティアナはそういいながらも嬉しそうにしている。


「へへーん」

 ルミナはティアナをぎゅっと抱きしめたままだ。その横でアリスがあきれている。


「ねえ、ノバ、あの2人っていつもあんな感じなの?」

「最初は敵対しあっていたけど、最近は妙に連帯するときもあって、ハルト隊長もたじたじだなあ」


 ノバもあきれている。そんな2人を見てアリスは腕を組んで思案顔のままだ。


「アリスちゃんー、なに考えてるの?」

 リリアが不思議そうに尋ねる。


「うーん、あの2人の関係って何かに似ている気がするんだよねえ」

 アリスはそういいながらもまだ考え込んでいるようだ。


「まあ、いいや、とりあえず上陸しよー」

 ノバはそういうと砂浜を駆け出す。


「あ、ノバちゃん、ずるいー」

 アリスもそういって駆け出していく。


 リリアとカノンも遅れまじとついていく。やがてみんなが砂浜に集合すると、ハルトは全員を見渡す。


「さてみんな、無事に集合できたね」

「はーい」


「じゃあ、部屋割りを発表するよ」

 ルミナはそういうと、アリスが製造してくれたウッドハウスの割り当てを説明する。


「この一番でかいのがハルト隊長の部屋です。入る時はちゃんとノックしてください」

「ほーい」

 みんな守りつもりはないらしい。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ