#447 アリス殿はやっぱりすごいモノヅクリストでござるよ
#447
「ふふ、チョコちゃん、このアリス様の力がわかってくれたかな」
「アリス殿はやっぱりすごいモノヅクリストでござるよ」
「よし、次はみんなの寝るところを作ろっか」
「それはいいでござるね」
「ねえ、チョコちゃん、どんんところで寝たいかなあ」
「そうでござるな、ここの自然を楽しめるようにウッドハウスはいかがでごるか」
「ウッドハウスかあ、うーん」
アリスは腕組をして、その辺をぐるぐると回りながら考える。
「ただのテントだと強度やらセキュリティやらいろいろ不安だから、アリス特製の高強度ウッドハウスを準備しまーす」
アリスはそういうと、端末に向かいなにやら設計図を描きあげる。
そして、マイクロマシンを操ると、設計図にしたがって、モノができてくる。こうして出来上がったものがチョコの前に出現する。
「アリス殿、これは・・・なんでござるか?」
チョコの目の前にあるのは・・・?チョコにはわからないようだ。
「へへん、チョコちゃん、これはウッドハウスを作ってくれる3Dプリンタなのよ」
「へえ、さすがアリス殿は考えることが違うでござる」
「ふっふ、褒めても何もでないわよ」
アリスはチョコの感想を聞くとまんざらでもなさそうに喜ぶ。
そしてアリスはウッドハウスを作るための設計図を3Dプリンタに入力する。
「何が起きるのかわくわくするでござる」
やがて3Dプリンタは勢いよく動き出し、複雑な動作を繰り返す。
そして木材が組み合わさっていくと・・・高強度ウッドハウスが完成する。
「どう?チョコちゃん、立派でしょ?」
アリスは自慢げにチョコに聞いてみる。
「さすがでござるよ、アリス殿!拙者、感服いたした!」
「さあ、この調子でどんどんウッドハウスを作ろうじゃないか」
アリスはそういうと、一心不乱にモノづくりに没頭し、あれよあれよという間にウッドハウスが完成する。
一棟目は、大きめのセンターハウスだ。ここは全員が集まること太出来るサイズで、食堂兼、リビングになるようだ。ウッドテラスが南の島っぽい雰囲気を出している。




