#442 チョコ、ティアロイドとビルドアップ!
#442
「ティアナは右舷デッキからフェニックス1号、リリアとカノン、そしてアリスは左舷デッキからフェニックス2号で惑星ルクレアの偵察を頼む」
「ティアナ、イエッサー」
「リリア了解、カノン了解、アリス行ってきます」
ティアナはすぐさま右舷デッキに出向く。
「ビルドアップ、ティアロイドS」
ティアナはそういうと、全身を淡くて白い光が包み、渦を巻いて上昇する。
その光が晴れるとそこには3mほどの身長になり、全身をスペーススーツに覆われたティアロイドが現れる。
「ティアナ殿、拙者もお連れくだされ」
そこに現れたのはチョコだ。
「おお、チョコちゃん、一緒するのはいいけど、ノバ姉とのコンビじゃなくてもいいのかい?」
ティアナはチョコに尋ねる。
「ノバ殿は、この間ミーナミ殿と出会ってから、拙者とのシンクロ率が上がらんでござるよ」
「ほほーっ、それは、ノバ姉に春が来たってことかなあ」
「人を好きなる感情は拙者にはまだ難しいでござるよ」
「それで、この人妻ティアナに目を付けたってわけか、チョコも悪よのう、ははは」
チョコはティアナが何で悪といってるのかよくわからないが、とりあえず合わせておく。
「はははは・・・・」
「まあ、なんでもいいさ、チョコちゃん行くよ!」
「ティアナ殿、拙者のことは呼び捨てで結構でござるよ」
「じゃあチョコ、行くよ!」
「おうさ!」
そういいながらと二人は右舷デッキで作業を続ける。
「アリスは左舷デッキからフェニックス2号で、私とチョコは右舷デッキからフェニックス1号で偵察するよ」
「了解!!」
「チョコ、ティアロイドとビルドアップ!」
「承知!」
ティアロイドにチョコがビルドアップして、チョコブースターが加わる。
「よし、しゅっぱーつ」




