#431 ルミナの白無垢結婚衣装
#431
「この神器を使えば着付けなど不要なのでは?」
それはどうだろうか、きっとこの状況をソフィア様はにやにやしながらどこかで見ているのだろうが。
「ルミナ、じゃあ、試してみようか」
「ハルトさん、お願いしますね」
ルミナはそういうと、ソフィアリングの中に立つ。
「ソフィアリングさん、ルミナに和服を着せてください。うんと可愛いやつでお願いします」
ハルトはそういうと強くルミナの支度を念じながら、ソフィアリングを少しずつルミナの頭上に向けて動かす。ソフィアリングは白色の発光点滅を繰り返し、ルミナ向けの衣装を探しているようだ。
#ルミナの白無垢結婚衣装
「さあどうかな、ルミナオッケー?」
「ハルトさん、多分・・・いいと思います」
ルミナがそういうので、ハルトはソフィアリングをルミナの足元に落とす。そこに現れたのは、真っ白なを和服を振袖を着用しているルミナだ。
帯は白ベース、金の帯締めがいい感じだ。ルミナの黒髪は清楚な感じのアップに結い上げられており、銀のかんざしが雰囲気を醸し出す。
その頭を白い帽子上の飾りで髪を隠している。足元はもちろん真っ白な足袋とお揃いの白い草履だ。これって、白無垢、つまり婚礼衣装だ。ルミナは全体的には、大店の大事な一人娘が嫁入りする結婚式の雰囲気に仕上げられている。
ルミナ白無垢
「うわおー、ルミナすっごくいいよ、素敵だ」
ハルトはそういうとルミナを引き寄せて、思わずキスをする。
「ハルトさん・・・、私、うれしいです」
ルミナはそういうと、ハルトにぎゅっと抱き着く。
「うん、すごくいいよ、この白無垢ってチキュウ、特に日本の結婚式に花嫁が装う伝統的な衣装なんだよ」
「そうなんですね、うれしいです」
「ルミナにはとっても似合っているよ、こんなきれいな妻がいてく




