#428 #神器{ソフィアリング}とルミナとティアナ 神前結婚式
#428
#神器{ソフィアリング}とルミナとティアナ 神前結婚式
「まあいいや、カノンちゃんに褒賞を贈呈しましょう、アリス、準備はいい?」
「おっけーだよ」
アリスはそういうと、丸い輪っかに布を垂らしたカーテン状のアイテムを取り出す。
「ささ、カノンちゃん、そこに立ってね」
「何が始まるのでしょうか」
「まあまあ、じゃあ、いくよ、ハルト隊長からカノンちゃんへの報償だよー」
アリスはそういうとカノンの頭からアイテムを通して、カノンの足元へ落とす。輪っかは鮮やかな青い光をカノンに浴びせて、何かを測定しているようだ。
「はーい、手品だよ、レディース&ジェントルマン、どなた様もよく見ていてね。」
アリスはそういうと輪っかをカノンちゃんの足元から頭の上まで移動して、カノンをカーテンですっぽり覆う。
「ちぇーんじ、カノンちゃん!」
アリスはそう叫ぶと、輪っかをカノンの足元に落とす。そこに現れたのは巫女服姿のカノンだ。
カノン巫女服
「え・・・これが私?」
「そうだよ、その支度は巫女さんといって、神様に仕える女性が着用する衣装なんだ、神器{空間歪イレーザ}を使うカノンちゃんにぴったりだよ」
予想以上の素敵な巫女さんに変身して、カノンはとまどいながらもうれしそうだ。
「はーい、というわけで、本日大活躍だった神器使いカノンちゃんの晴れ姿だよ、カノンちゃんに拍手!」
アリスがそういうと、艦橋にいるクルー全員がカノンに向かって万雷の拍手を贈る。
「ささ、次はチョコちゃんの番だよ」
「えっ、拙者も、でござるか」
「そうだよ、だってチョコちゃん、空間歪を消滅させるという大仕事を成し遂げたんだよ」
「拙者はただ神器{空間歪イレーザ}を使っただけで、何もしてないでござるよ」
「そんなことないよ、空間歪が消滅したから、こうしてみんなでピクニックを続けることもできるんだよ」
ハルトはそういうと、チョコの背中をぽんと叩く。




