#425 神器{空間歪イレーザ}、3,2,1,照射!
#425
「ティアナより、うん、わかった。まかせてね」
「じゃあいくよ」
そういうと、ティアナはフェニックス2号と旗艦ルミナスを高エネルギーパイプで接続する。
「カノンよりノバ姉、プラズマジェネレータ作動して、プラズマエネルギーをこっちに送って欲しいです」
「チョコカノ了解、この作戦では二人が要なんだから、敬語はやめてね」
「うん、わかった」
ノバはプラズマジェネレータを起動する。
「エネルぎーパイプ制御弁開くよ」
ノバはそういうと圧縮したプラズマエネルギーをパイプに送り出す。
すると、待ち構えていたようにエネルギーパイプが暴れだす。
「ティアロイド出番、お願い」
チョコカノはティアロイドに指示する。
「ティアナ了解、任せといて」
ティアナはそういうと、エネルギーパイプパイロット席でパイプの操縦を始める。
パイプが右に行こうとすれば左に、左に行こうとすれば右に、制御する。その様は暴れるドラゴンを手なずけ乗りこなす、そう、ドラゴンライダーのようだ。
「チョコカノ、プラズマエネルギー、行くよー」
エネルルギーパイプの上でのたくるドラゴンを制しながら、ティアナが叫ぶ。
いよいよ来る、チョコカノは気を引き締める。
「リリアより3,2,1,0,エネルギー、受容開始」
「チョコカノ準備いい?、プラズマエネルギーを空間歪イレーザに注入するよ」
「チョコカノ了解、アリスさん、最初のターゲットを送って」
「チョコカノへ、空間歪曲測定システム、最初のターゲット発見、距離10k、大きさ2k、割と大きめだよ、いける?」
「チョコカノ了解、いけます、プラズマエネルギー充填100%、ターゲットデータインプット・・・完了」
ぴー、ぴー、ぴぴぴ・・・
「神器{空間歪イレーザ}、3,2,1,照射!」
チョコカノはそういうと手元の引き金をそっと引き絞る。




