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#420 うわお、カノ×チョコの結成だね、いいねえ、しびれちゃう

#420


「空間歪を消すとなれば、相応のエネルギー源が必要になりますからね、でかくなるのは当然ですよ」

 アリスが説明してくれる。


「そっか、で、実際の運用形態はどうするつもり?」

 ルミナがアリスに聞く。


「ええ、カノンちゃんに協力してもらおうと思います」

「そうか、それはいいね、キャノン砲のかわりに、空間歪イレーザーを装備してもらうってことだね」

 ハルトも感心する。


「あの、空間歪イレーザーを装備したカノン殿の制御はチョコに任せてもらえるでござるか」


「うわお、カノ×チョコの結成だね、いいねえ、しびれちゃう」

 ルミナがなにを想像しているのか、興奮している。


「チョコ、もちろんカノ×チョコは承認だけど、カノンちゃんの了解はちゃんととってね」

「はい、もちろんでござる」


 女神ソフィア様が与えてくれた空間歪イレーザーは、空間歪である小型ブラックホールに反物質で活性化したプラズマエネルギーをぶち込んで中和して消し去るというけっこう力業のシロモノである。


「カノンちゃん、ブリッジまで来てもらえるかな」

 ハルトはカノンを左舷デッキから呼び出す。


「ねえ、カノンちゃん、相談があるんだけどな」

「はい?何でしょうか?」


「女神様に頂戴した神具の設計図から空間歪イレーザーを作るんだけど・・・」

「作る目途がたったんですね、さすがアリスさんです」


「それでね、カノンちゃんにこの装置のベースになって欲しいんだけど」

「え?私がですか?お役に立てるのならが、ぜひやらせて欲しいです」


「カノンちゃん、いいにくいんだけど、空間歪イレーザーって衛星キャノン砲によく似てるんだよ、だから、カノンちゃんにベースを、チョコにコントロールを頼みたいんだよ」


「そうでしたか」

 カノンは一瞬ためらいを感じる。


「はい、カノン、頑張ります」

 そう言ってハルトに敬礼する姿に今度は迷いは一切ない。


「ハルト隊長より総員へ」


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