#419 はい、女神の接吻でもう精巧な奴をばっちり頂戴しました
#419
「それでアリス、設計図は頂けたの?」
「はい、女神の接吻でもう精巧な奴をばっちり頂戴しました」
「チョコさん、悪いけど、フェニックス2号はいったん旗艦ルミナスに戻ってもらえるかなあ」
「はは、アリス殿はすぐに神具{歪イレーザー}の製作に取り掛かりたいのですね」
「そう、そのとおり、なの」
「アリス殿了解、今日の様子をハルト隊長やルミナ艦長にしたいので、一度戻りましょう」
「じゃあ、リリア殿、旗艦ルミナスに戻ってください」
「リリア了解」
「ティアナも了解」
こうしてフェニックス2号とフェニックス1号ティアナは旗艦ルミナスに帰投する。
「では拙者はハルト隊長とルミナ艦長に報告してきますぞ」
チョコはそういうとすぐにブリッジに向かう。
「あ、アリス殿も一緒に来てくださいませんか」
チョコはアリスを呼び止める。
「ああそうよね、神具のことを報告しないとまずいか」
アリスはすぐにでもアリス工房に行きたそうであるが、まあ報連相は大事なことだ。チョコを肩に乗せたアリスは一緒にブリッジに向かう。
「おっ、チョコとアリス、無事戻れたな、良かったよ」
ハルトはそういって二人を慰労する。
「チョコちゃんとアリスちゃん、お疲れ様」
「ルミナ艦長、ありがとうございます」
「でどうだったの、女神ソフィア様とのキスは?」
ルミナが興味津々を隠さずにアリスに尋ねる。
「ええ、これまでに経験のない、快感を・・・」
「アリスちゃん、そっちは内緒でいいのよ、頂いた設計図のは・な・し」
「あっ、そっちですね、そっち・・・おほん、では設計図を投影します」
アリスはどういうと、ブリッジのメインスクリーンに{歪イレーザー}の設計図面と完成立体図を映す。
「うお、これでかいね」
ハルトが声をあげる。




