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#415 アリスより、空間より質量ゼロ物体が出現するよ、あと3,2,・・

#415


「本部ノバ了解、こっちでもモニタできたよ」

「ティアナより、空間歪から何かこっちへ向かってくるーー!」


 ティアナはティアロイドのセンサで直感的に感じたようだ。大きな危機を察知して体中が泡立つ感覚がティアナを包み込む。


「ティアナより、これはヤバい、みんなここから逃げて」

「ノバより、フェニックス2号、ティアナ共にその空間から退避、急いで!」


「アリスより、空間より質量ゼロ物体が出現するよ、あと3,2,・・」

「うわあ、退避間に合わない」


「全員対ショック、覚悟して・・」

 フェニックス2号も、危機に慣れているティアナでさえもこの緊急事態にどう対応していいかわからない。


「ハルトより、みんなとにかく体を丸めろ、外を見るな」

 ハルトもとっさのことに顔が真っ青だ。


「1,0・・・うわあ」

 フェニックス2号から悲鳴が聞こえる。空間歪から現れた何かによって、その宙域はまるで蒸発したように、淡い光で真っ白になる。


「うん?、この感覚・・もしや・・」

 最初に気が付いたのはハルトである。


「あのう、悪ふざけはやめて欲しいんですがね・・・」

「あら、ばれっちゃった?」


「今わかりました、女神ソフィア様」

「なあんだ、残念!」


「ハルトさん、女神ソフィア様とお話しているんですか」

 ルミナが恐る恐るハルトに尋ねる。


「うん?そうだよ、ルミナにも聞こえるんだね」

「はい、聞こえてます」


「ソフィア様、今日は何用でしょうか」

「あら、ハルトさん、みなさんがピクニックとかいう何やら楽しそうなことをしているのに誘ってもらえなかったなあって」


 女神ソフィアは口をとんがらかして、ハルトに訴える。


「ソフィア様、だってあなたは連絡先を教えてくれないじゃないですか」

 ハルトはむっとしてソフィアに言い返す。


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