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#410 チョコ、そこは乙女の秘密なので、聞いちゃだめなのよ

#410


「いいよ、チョコちゃん」

 リリアは二つ返事で引き受けてくれる。


「リリア姉さん、惑星ルクレアには何か特徴的なものとかあるでござるか?」

「そうだねー・・・あっ!そうだ、チョコは知らないんだった」


「リリア姉さん、教えてくだされ」


「えっへん、では教えて遣わそう、惑星ルクレアの平均気温は41度、一番暑い場所は50度もあるよ。大地の大半は砂漠で、大気組成は窒素90%、酸素5%です。おまけに地表の気圧は1.5気圧もあってハルト隊長のような生身の人間ではすぐに倒れてしまうでしょう」


「うわあ、なんでそんな場所を遠足の目的に選んだのでござるか」

 今度はカノンが答える。


「それはね、いろいろあってこの惑星を離れる最後に、アリスさんが、緑化マイクロマシンをばらまいたんです、その後がどうなったのかも知りたくて、ここを選んだというのが理由です」


「カノン殿、いろいろあってというのはどんなことがあったのでござるか」


「チョコ、そこは乙女の秘密なので、聞いちゃだめなのよ」

「そそそ、それは失礼したでござる」


 チョコはカノンに脅かされて、みんないろいろあったのであろうな、と納得する。


「あのリリア殿、カノン殿、拙者をフェニックス2号で惑星ルクレアまで偵察に連れて行ってもらえませんか」


「いいよー」

 リリアもカノンもあっさりOKしてくれる。


#惑星ルクレアの偵察へ


「では、チョコ、フェニックス2号に招待するね」

「はいでござる」


「でもチョコちゃん、ノバ姉とフェニックス3号で偵察に行けばいいんじゃないの」

 リリアが不思議に思って、チョコに尋ねる。


「拙者、惑星ルクレアまでのナビゲーションをノバ殿の精度でやる自信がないでござる」

「へえ、そうなんだ」


「拙者はまだいろいろ経験不足でござるよ」

「それで?」


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