表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
407/423

#407 ノバが持ってきたのは白い小袖に紺の袴、なんと和服だ チョコ 若侍姿

#407


#チョコ


「でも、拙者は服とかよくわからんでござる」

「じゃあ、私が選んであげるわよ」


 ノバはそういうと、チョコを強引に引っ張ってハルトの前に連れてくる。そして、店員にあれこれ聞きながら、服を何着か選び出す。


 その横ではルミナとティアナがお互いに似合う服を選び合っている。リリアもJKルックの2セット目を選ぶようだ。


「これなんかどう?」

 ノバが持ってきたのは白い小袖に紺の袴、なんと和服だ。


「ノバ殿、これはなんというお召物なのでしょうか」

「ああチョコ、これは和服と言ってどうやらハルト隊長が元居た世界で好まれた衣服のようです」


「それは光栄でござるな、では試してみましょうかの」

 チョコはそういうと、ハルトに尋ねる。


「ハルト殿、女子の姿に今だけ変化する許可を頂きたいのですが」

「チョコ、そんな許可は今までだって出したことないだろうが、好きにしなさい」


「ありがとうでござる、ではさっそく・・・変化!」

 チョコはそういうとその場でくるりと一回転する。


 そして、今まで黒ネコだったチョコが、身長50cほどで、上は白い合わせ、下はは紺色のはかま姿になっている。


チョコ 若侍姿

挿絵(By みてみん)


 髪はポニーテールに結い上げており、女若武者の風情である。腰には買ったばかりの日本刀小春を差しており、とってもかっこいい。


「うわお、チョコってこんなに凛々しい美人さんだったんだね」

 ノバはそういうとチョコをしげしげと眺める。


「ノバ殿、そんなに見つめられると照れるでござるよ」


「あ、ごめん」

 ノバはチョコがあまりにも凛々しくて見とれていたのだ。


「ノバ殿、今日のところはこれまででござる」

 チョコはそういうと、くるりと翻って元の黒ネコに戻る。そして、ノバの足元にすり寄る。


「ノバ殿、拙者を抱っこしてほしいでござる」


「いいよー」

 ノバはそういいながらチョコを抱き上げると、ぎゅっと抱きしめる。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ