#401 ここは乙女が日々の活力を補充するお店だよ
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ハルトとルミナ、ティアナはロマンティックを売りにしているプラネタリウムでいちゃいちゃする気で満々だった。
実際、プラネタリウムはとっても豪華な映画館のような雰囲気で、3人はトリプルシートに座って、まるで宇宙空間をゆったりと浮遊する感覚を味わいながら、ハルトにべったりくっついてルミナと共にハルトを味わっていた。
それが突然、なぜかギャラクシーホイールの映像に切り替わり、ゴンドラが転がりだす映像がスクリーンいっぱいに投影される。
しばらく見ていると、それはどうやら事故がリアルに発生している映像だと確認できる。ハルトは、ティアナに悪いけど、出動してくれ、と指令を出したというのがことの真相だ。
幸いにも大きな事故にはつながらず、うまくノバと連携できたおかげで、無事レスキューを終えることができた。
「みんな、ありがとう、おかげでレスキューを一つやり遂げることができました」
ハルトはそう言って頭を下げる。
「じゃあ、せっかくのピクニックなので、続きにもどりましょう」
ルミナはそういうと、みんなに手を振る。
ハルト達一同は、再びビークルに搭乗して、街へ繰り出すのである。
ハルト達がやってきたのは、巨大ショッピングモールだ。ここには、いろいろな店がある。
「さあ、みんな、好きなお店を見て回っていいわよ」
ルミナがそういうと、まずリリアとカノンが武器屋さんに入っていく。
「ノバ殿、拙者たちも入りましょうぞ」
チョコはそう言うと、ノバの肩に飛び乗ってバイクショップにとりあえず入る。
「ハルトさん、ここにしましょう」
ルミナがハルトを誘うのは、{乙女ショップ}と看板が出ているピンク基調のお店だ。
「ここって何のお店ですかー」
ティアナがルミナに聞く。
「ここは乙女が日々の活力を補充するお店だよ」
ルミナはティアナに説明するが、ティアナの頭には?マークが浮かんでいる。ルミナを先頭にハルトとティアナも入店する。
「いらっしゃいませ、当店は乙女の活力を補充するお店です」
店員さんがそう挨拶してくれる。
「あのう、ここは何を売っているお店ですか?」
ティアナがルミナに質問する。ルミナが説明を始める。




