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#399 「うん、またミーナミさんとデートしたいなって思ってるよ」

#399


「あのう、ノバさん・・・」

「なーに、ミーナミさん」


 ノバはさっきの続きを再現するように小首を傾げてミーナミをじっと見つめる。ミーナミはノバに見つめられて勇気を振り絞ってノバに告白する。


「私ミーナミはノバさんのことが好きになりました。お付き合いして欲しいです」

 ミーナミはそういうと立ち上がってノバに向かって手を出して、頭を下げる。


「私もミーナミさんのこと、気になるよ」

「ノバさん、それって・・」


#「うん、またミーナミさんとデートしたいなって思ってるよ」


「ノバさん、ありがとう」


 ミーナミはそういうとノバの右手を握りしめる。そして、そのままノバを引き寄せる。


 ノバはミーナミに好意を持ったのは確かであるのだが、その好意に身をゆだねることなどまだまだできないネンネであるが、最後に勇気がちょっとだけ出る。


 ノバはミーナミに引き寄せれれるままに近づくと、ミーナミのほおに、

「ちゅっ」

とキスをする。


「ここから先はゆっくりしましょうね」

 ノバはそういうとミーナミの横をするりと抜けると、タワーの非常口に近づく。


「ミーナミさん、また会いましょう」

 ノバは開け放った非常口に横付けされたフェニックス3号に飛び乗る。


 そしてそのまま宇宙港方面に向かって飛んでいく。


「ミーナミさん、ありがとう、楽しかったよ」

 ミーナミはノバが残した言葉をかみ締める。


「ノバさん、私も楽しかったですよ」

 ミーナミはそうつぶやくと、またも一人になった展望台でしばらく夜景を眺める。


 やれやれ、大変な女の子を好きになっちゃったかな、ミーナミはそうひとり呟くとこれからの人生でがんばらなくてはならないリストを頭の中で広げ始める。


「ノバ、デートはどうだった?」

「うん?ああ、楽しかったよ」



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