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#382 ルミティア戦争からのプラネタリウムと遊園地と

#382


 これでルミナ派閥とティアナ派閥に分かれて争いが始まれば、右派と左派なんて呼ばれるのだろうか。


 それともル派、ティ派なのか、もし本当に二人の争いが勃発すれば、惑星エリシアは滅亡するだろうなあ。


 ルミティア戦争なんて後の世で呼ばれるのかも、とハルトはくだらないことを考えながら久しぶりのハンブルガーをおいしくいただく。


 それにしてもこんな場所にハンブルガーしかもチキュウで売っていたハンバーガーとそっくりな食べ物が売っているってなんかこの世界って不思議だよな。


「ねえ、ハルト隊長、このハンブルガーっておいしいね」

「そうだろ、ティアナ。俺のいた世界でも似たようなものがあってな、よく食べていたんだよ」


「へえーっ、そうなんですかあ、じゃあ、いつかその世界のお店に行く機会があるといいかもですね」

「ああ、それはいい、ティアナにもルミナにも気に入ってもらえるといいな」


 ハルトはティアナとなにげない会話を続ける。そしてふと隣を見るとルミナと目が合う。ルミナはハルトと目が合うと、食べさせて欲しい光線を両目から発する。


「ルミナもこれ食べてみないか?」

 ハルトはハンブルナゲットをフォークにぷすっと差して、ルミナの目の前に差し出す。


「えっ、いいんですか?じゃあ、お言葉に甘えて・・・」

 ルミナはそう言うとハルトが差し出すハンブルナゲットをぱくっとそのまま口に入れる。


「うーん、とってもおいしいです、ハルト隊長に食べさせてもらうとぐっとおいしくなりますね」

 ルミナはティアナの方を向いてわざわざ挑発するように自慢げに言う。


「ああっ、ハルト隊長、ずっるーい、ティアナもほっしいー」


 ティアナはそういって口をあーんと差し出すので、その底なし沼のような口内にフォークに串刺しにしたハンブルナゲットを5ついっぺんに投げ入れる。


「ぶほ、ハルト隊長、私の口はそんなに大きくないですよー」


 ハルトはティアナの抗議を聞きながら、ルミナと目を合わせるとくすっと笑う。そんな二人の様子を見て、またぷんすこと怒るティアナである。


#プラネタリウムと遊園地と


 テラスで食事を終えた一行は、次はどこに行こうかと、ハルトがみんなに尋ねる。



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