表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
367/699

#その367 #酔い止めカプセルにハルト、ルミナ、ティアナが入る

#その367


#酔い止めカプセルにハルト、ルミナ、ティアナが入る


「じゃあ、残ったのは私とティアナかあ」


「えへへへへ・・・」

ルミナとティアナの目が合う。そして火花が散る。


「ここは正々堂々勝負だよ!」

「もちろんですよ、ティアナ、負けませんからね!」


「ええい! もうこうなったらヤケだ! やってやるぜ!」

 こうして二人はくじを引く。その結果・・・


「では、ハルト隊長と酔い止めカプセルに入るのはルミナとティアナの二人に決まりましたあ」

  アリスが高らかに宣言する。


「おい、アリス、くじ引いたのに二人に決まりっておかしいだろうが」

ハルトは血相変えてアリスに抗議するが、アリスは動じない。


「ハルト隊長、なぜか両方とも当たりくじだったんです、くじ引きの結果は公平なので、真摯に受け止めてくださいね」

 アリスは真面目腐って、ハルトに説明する。抗議は受け付けませんよ、と顔に書いてあるようだ。


「アリス、はじめっからこれを狙っていたな」

 ハルトの言葉にアリスはてへぺろしてごまかす。


「そんなことないです、くじ引きの厳正な結果です」


 アリスはそういうが絶対はなっからの計画だろう、カプセルだって、ツインに偽装したトリプルじゃないか。ハルトはそう思ったが口にはしない。


「じゃあハルト隊長、カプセルへどうぞ」

 ハルトはアリスに促されて、カプセルに近ずく。


「ハルト隊長、そのままじゃだめですよ、これに着替えてください」

 アリスがハルトに渡したのは肌を覆う部分が限界まで狭い水着状のパンツだ。


「えっ、これに着替えなきゃダメなの?」

「そうです、このワープスーツ(男性用)はカプセル内で情報を正確にやり取りするために、アリスが心をこめて制作したこの世でただ一つの男性用なのですよ、ささ早くお召くださいませ」


 ハルトはアリスに急かされて、隊長席の陰に隠れて、ワープスーツを着用する。


「これでどうだ?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ