表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
356/699

#その356 #任務その5 ご苦労様ピクニックに行こう!

#その356


「やった、パーティだ、パーティだ」


 二人が子供のように騒ぐので、こら本部長の御前だぞ、とハルトは一応くぎを刺す。


 その夜、フェニックスベース迎賓館では一晩中パーティが続き、にぎやかな声がベース内に響き渡るのである。


#任務その4 クルーザーイルカ号を救出せよ 完了


#任務その5 ご苦労様ピクニックに行こう!


 惑星エリシア衛星軌道から離れることができなくなった学生練習宇宙船からのレスキュー要請は、ティアナがアドバイスという名前の叱咤激励罵詈雑言を浴びせながら、なんとか地上に着陸させることに成功した。


 準備不足によるエネルギー切れで、無事に帰還できた今、彼らは良い経験を積むことができたのではないじゃろうかとティアナは思いながらレスキューベースに帰投する。


「みんなご苦労様だった、それでは、これで解散」


 エリオット司令長官の一言で解散となり、迎賓館にもどってまたもや慰労パーティを始める。


 パーティーは本部からのケータリングをつまみながら立食形式で行われた。特にケバブとハンバーガーが人気だ。リリアもカノンも勤務中以外は隊服ではなく私服なので、普通の女子に戻る。


「ねえ、みなさん、ここのところ、レスキュー任務が続いたよね」

 ティアナが唐突に手を挙げて、問いかける。


「おっ、ティアナなんかいい提案があるのか?」

 ハルトが話に乗ってくる。ティアナが続ける。


「みんな任務をしっかりやってくれたから、疲れがたまっているんじゃないかな」


「そうだよね、だからここはみんなしっかり休んで・・・」

 そんなルミナの言葉にティアナが強引にかぶせてくるのはいつもことだ。


「だったら、みんなでお疲れ様旅行に行ったらどうかな?」

「ティアナ、それは名案だ」


「うん、私も賛成」

 ハルトもカノンもすぐに賛成する。ルミナがちょっと不安な顔をする。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ