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#その339 ティアナは大声で叫ぶ、ティアロイドS、ビルドアップ!

#その339


 ハルト、ルミナ、ノバ、リリア、カノン、アリス、ティアナのフェニックス隊員はフェニックスベース迎賓館ホールにある一見普通のソファに座る。


 ハルトが合図するとソファは迎賓館前に現れた搭乗用ビークルに座ったままでセットされる。ビークルはフェニックスベースの専用道路を勢いよく走り抜け、そのままレスキュー隊旗艦ルミナスに収容される。


 艦内に収納されたビークルからすぐにティアナとアリスが下車する。ティアナは左舷デッキ、アリスは中央にあるアリス工場にハンドエレベータを使って移動する。


 残ったメンバーはシートごと持ち上げられて、そのままブリッジに入る。ブリッジの分厚いドアが開くとそれぞれの持ち場のシートに着座する。


 ハルトが着席した座席は一段上の隊長席に運ばれる。ルミナはそのままシートが持ち上がり、ブリッジ中央の全体が見渡せる位置に固定され、周囲にモニタや支持装置などが展開される。


 左舷デッキではティアナが制服からレスキュー服に着替えながらハルトの指示を待つ。


「ティアナ聞こえるか?」

「ハルト隊長、よく聞こえます」


「よし、フェニックス1号=FX1ティアロイドになって先行出発してくれ、現場到着後は現場指揮官として状況報告とレスキューできる部分からやってみてくれ」

「ティアナ、了解」


 ティアナはそういうと、左舷デッキ内のティアナ専用スペースに入る。そこに入ると、ティアナは大声で叫ぶ。


「ティアロイドS、ビルドアップ!」

 左舷デッキティアロイド専用スペースにある収納庫から飛び出したマイクロマシンはティアナの周囲に集まり、回転しながら3mほどの大きさの円筒を形作る。


 やがて円筒は人型ロボットの形に定着し、ティアロイドにビルドアップされる。ティアロイドはティアナを変身させるのではなく、ティアナを中核として強化拡大するロイドスイーツだ。


 ここでティアロイドについて説明しよう。


 ティアロイドは生体アンドロイドであるティアナの力を存分に発揮できるようにアリスが生成した。


 ティアロイドSはティアナの実身長+アルファの160cm~3mまでティアナが任意に可変することができる。


 ティアロイドMは3~10mまで可変できる。このサイズはビルドアップの際に必要とする量子をより多く必要とするので、専用デッキでビルドアップする必要がある。


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