#その325 ハルトさん、チョコ・ショコラが美少女でなくて残念だったんでしょう?
#その325
ルミナはそういうとハルトの部屋に装備されている冷水器を使ってすぐに氷入りの水を作ってくれる。いつもながら便利な装置だ。
ハルトはルミナに差し出された水をごくごくと飲む。冷たい水が体に染み渡っていくのがわかる。
「ふう、ありがとう」
ハルトがそういうと、ルミナはにっこり微笑んで隣に座る。そしてそのままハルトに抱きつき、唇を重ねる。
「ん・・・・」
少しくぐもった声を上げつつルミナは唇を開き、ハルトの舌を受け入れる。
すぐにふたりの舌が絡まりあい、ぴちゃぴちゃという水音が響く。しばらくそうしてからようやくふたりは離れる。
「ハルトさん・・・好き」
ルミナはそう言いながら、とろんとした目でハルトを見つめる。
そしてまたふたりは唇を重ねて舌を絡めあう。ハルトの手は自然とルミナの服を脱がしにかかる。
「だめよお、酔ってるから・・・」
そんなことを言いながらもルミナも抵抗はしない。そのまま服が脱がされ、下着姿になる。
「ハルトさん、チョコ・ショコラが美少女でなくて残念だったんでしょう?」
ルミナはレスキュー隊に美少女が増えることにヤキモキしているのだ。
それもとびっきりの美少女がこれでもかとタイプを変えてハルトの前に現れてくる。まるでルミナに、ハルトをとっちゃうぞーと挑戦してくるように思える。
ケモミミに加えてネコミミが増えるのかとどきどきしていたら、チョコはそのままネコだったので、実はルミナはほっとしているところだ。
「そんなことないさ、チョコ・ショコラはノバのいいパートナーなりそうで安心しているよ」
「ふーん、そうなんだ、じゃあ、ティアナのことはどう思ってるの?」
「ティアナはな、俺のフィアンセってことにしなきゃ、政敵が多すぎていつも狙われちゃうからな」
「そうなの?」
「ああ、四六時中狙われちゃさすがのティアナも持たんだろうが」
「へえ」




