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#その301 へへへ、なんでかなあ?

#その301


「ティアナより、サイト船長、それかっこいい感じがするけど、最低だよ」

「サイト了解、すまない、ごめんなさい」


「ノバよりハルト隊長、サイト船長はオルカ号と運命を共にしたいらしい」

「わかった、じゃあノバ、オルカ号もなんとか助けないといけないな」


「ハルト隊長了解、船を助けるのもレスキューの仕事だよね」

「ティアナよりオウアクの通信に割り込める?」


「アリス姉が今やってるよ」

「オウアクへ、オルカ号船長より伝言です、ありがとう、そしてさようなら、オウアクにオルカ号を渡すつもりはなさそうだよ」


「オウアクだ、オルカ号が起爆しないように、妨害したつもりだろうが、オルカ号には最終兵器が仕込んであるんだよ」

「ティアナよりオウアクへ、それはどういうことだ」


「オウアクより、さてどういうことかなあ」

「ノバよりオウアクへ、もしかして、オルカ号航法ユニットに仕込んだあれのことじゃかな?」


 ノバはオルカ号に接近したときに、オルカ号航法ユニットと通信テストを行っている。航法ユニットはオウアクに乗っ取られて意識はないように見えたが、RAIであるノバレベルであれば意識交感は可能である。


「フェニックス隊、貴様ら、なんでそのことを知ってるんだ?」

「へへへ、なんでかなあ?」


 ノバはそういうと宇宙空間にヤンキーがいるならこんな風だろうという宇宙服姿になる。そして、フェニックス2号のコンテナ格納部の横移り、搭載してきたアリス特製スペースバイクにまたがる。ノバはバイクのスロットルをしゅいん、しゅいんと2,3度吹かして、反応を確認する。


「やっぱ、アリス姉のチューンは最高だね」

「アリスよりノバ、無茶しないでね」


「オ・ッ・ケ・ー!」

 ノバはそういうといきなりスロットルを全開にして、フェニックス2号から発進する。


「いやっほう」

 ノバはどこからともなく飛来するオウアクの砲撃やミサイルを見事なスラロームで避ける。


「ちょこまかと逃げ追って」

 オウアクの焦りはノバにも伝わってくるが、そんなことは全く気にせずに、宇宙空間を疾走したノバは先ほど脱出用ポッドが出発して、開きっぱなしになっているオルカ号の後部ハッチに滑り込む。


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