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#その291 まったく、あの切り込み隊長はどこへ行ったんだ?

#その291


 宇宙港管制は通常の救助チームに加えて、惑星エリシアに最近誕生したばかりの、スペースレスキュー隊フェニックスに第一報を入れる。


「こちら宇宙港管制、スペースレスキュー隊フェニックス聞こえますか」

「こちらスペースレスキュー隊フェニックス、感度良好」


「こちらは惑星エリシア宇宙港管制です。爆破予告があったとエリルク惑星間フェリーオルカ号より通報がありました。同船はエルシアとルクレアを結ぶ定期航路フェリーで、IWS3アルファを通過しました」


「フェニックス了解、出動する」

「お願いします」


#フェニックス隊出動


 スペースレスキュー隊フェニックスは惑星エリシアの国王エリオットを司令長官とし宇宙空間を主な舞台として活動する救助隊である。


「こちら司令長官エリオット、スペースレスキュー隊フェニックスは直ちに出動準備、詳細は追って知らせる」

「レスキュー隊長ハルト、了解です」


「ハルト隊長、今回は宇宙船の爆破予告だ。犯人がどの程度本気なのまだわかっていない。慎重に行動するように」

「はい、エリオット司令長官」


 スペースレスキュー隊フェニックス本部フェニックスベースにある迎賓館にて、休息訓練に励んでいたフェニックス隊員は直ちに一階ホールに集まり、搭乗ビークルとなるソファに座る。全員休暇中のため気楽なかっこうをしている。


「おい、全員揃っているか?」

「ノバ、リリア、カノン、アリス・・・あれ、ティアナがいませんけど」


 レスキュー隊フェニックス旗艦ルミナス艦長であるルミナが報告する。


「まったく、あの切り込み隊長はどこへ行ったんだ?」

 隊長であるハルトはそういうと、ルミナがティアナを呼び出す。


「ルミナよりティアナ、集合がかかっているのよ、どこにいるの?」

 フェニックスベースのティアナ専用カタパルトから応答がある。


「はい、こちらティアナです、カタパルト上で待機しています」

「ティアナ、もうカタパルトにいるのか、やけに早いな」


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