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253/648

#その253 燃え尽きません、墜落予定個所はフェニックスベース近く、です

#その253


「ハルトより、やられた、カノン、プラズマライフルで右のやつを撃破できるか」


「カノンやります、任せて」

 カノンはそういうと、フェニックス2号コンテナの上でプラズマライフルを構える。


「目標捕捉、照準よし、撃ちます、3,2,1,0、発射!」

 カノンのプラズマライフルから一条の青白い光が伸びて、H2Oユニットの一つが蒸散する。


「よし、キャッチー」

 旗艦ルミナスとフェニックス2号は一番大きなH2Oユニットのネットキャッチに成功する。


「もう一つは、ティアナ頼む」

「ティアナ、頼まれたー」


 ティアナはそういうとあっという間にH2Oユニットを追いかけていく。


「ティアナよりハルト隊長へ、H2Oユニットは一直線に惑星エリシアに向かっています」

「ルミナ、H2Oユニットが燃え尽きるかどうか、演算して」


「ルミナ了解」

 ルミナは急いで演算する。


「燃え尽きません、墜落予定個所はフェニックスベース近く、です」

「えー、はなっから奴らの狙いはフェニックスベースかよ」


 ティアナはそういうが早いか、H2Oユニットにさらに加速して追いつく。


「ティアナ、惑星エリシアに近すぎて、旗艦ルミナスの主砲は使えないの、軌道をずらして、海上に落として」


「ええい、もう、ティアナ了解、やりまーす」


 ティアナはそういうと、残ったあと一つのH2Oユニットの残骸に再度追いつき、がしっと体を巻き付ける。そして、自らのバーニアを吹かして、軌道変更を試みる。


 ティアロイドの出力をもってしてもなかなか軌道は変わらない。だが、こんなことで諦めるティアナではないのだ。


「こんちくしょう、なめるなー」

 ティアナは気合を込めて、一瞬出力を最大にする。


「これで、どうだ?」

 ティアナのパワーでH2O残ユニットは見事に軌道が変わる。


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