表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
251/648

#その251 こちらフェニックス1号、H2Oユニットは加速して、逃亡を図っています

#その251


 ティアロイド フェニックス1号はH2Oユニットから少し離れて、後部から追尾する体制に入る。ユニットは動力をもたないが、デブリの中に壊れた動力ユニットでもあったのか、けっこう速く移動する。


「こちらフェニックス2号リリアとカノン、ルミ姉、フェニックス1号に追いつきました」

「了解、カノン、プラズマライフルで破壊しちゃって」


「カノン了解」

 カノンはそういうと、プラズマライフルを抱えて、コンテナの上に立つ。そしてフェニックス2号よりプラズマライフルにエネルギーを充填する。


「こちらフェニックス1号、ルミナへ、H2Oユニットの方向が変わります」

「ルミナより、何かあったの?」


「もしかすると、こっちの攻撃意図を察知したのかも」

「カノン、破壊急いで」


 その間にもH2Oユニットは速度を上げて移動する。その速度はデブリ帯のごみをかき分けながらではあるが、通常の宇宙戦艦の比ではない。


「こちらフェニックス1号、H2Oユニットは加速して、逃亡を図っています」


 ティアナはそう報告しながら、プラズマエンジンの出力を最大にして、デブリ帯のごみを押し退けて、ユニットに接近しようとする。


 しかし、H2Oユニットは移動速度を増して離脱を試みる。デブリに当たって、自身がまとっているデブリが壊れようがお構いなしだ。


「ティアナよりルミ姉へ、H2Oユニットが加速を開始、これでは追いつけません」

「カノンよりルミ姉へ、プラズマライフルの射程をオーバーしました」


「こちらルミナ了解、ティアロイドもカノンもデブリ帯から退避、とにかく追ってください」

「了解!」


 そういうとティアナはH2Oユニットの追尾に入る。


「ティアナよりルミ姉、現在H2Oユニットは加速中、まだこっちも追えるだけの推力があるけど、そのまま追跡を続けていい?」

「ルミナより、十分に気を付けて追跡してね、OK?」


「了解、追跡続行」

 ティアナはそういうと、H2Oユニットにさらに接近を試みる。


 しかし、H2Oユニットはどんどん加速する。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ