#その25 【挿絵ルミナ制服】ルミナは20歳前後の女性で、身長は155cm位、黒髪ロングを背中に垂らしている、すごい美人だ
#その25
3Dルミナは見かけは20歳前後の女性で、身長は155cm位であろうか。黒髪ロングを背中に垂らしている。
紺色のジャンパースカートの下は白いブラウス、頭には紺色のベレー帽、首元には紺黄白のネックチーフを巻いている。瞳は薄いブラウンだ。ビデオ通話でも感じていたしハルトは一目惚れしたが、こうして改めて見るとすごい美人だ。
「ようこそ宇宙船ルミナへ、ハルトさん長らくお待たせしました。」
「ルミナさん、ありがとう。ルミナさんの支えがなければ自分は宇宙の藻屑と消えるところだったよ」
「そんな、私はハルトさんのためにここにいるのです」
「ルミナさんにそこまで言ってもらえてとてもうれしいよ」
「あの、」
「?」
ハルトはルミナの何か重大なことを言いたげな様子をじっと見る。
「ハルトさん、宇宙船ルミナの船長に就任してもらえないでしょうか」
ルミナの言葉にハルトは驚く。
「ええっ、宇宙船ルミナの船長だって?、俺はそんな柄じゃないし、経験が全然ないよ」
ハルトはおたおたしながら断る理由を探してしまう。
「ハルトさん、私は愛するハルト船長の指揮の下であればこそ、宇宙を自由に駆けることができるのです、ぜひ私の船長になってください、お願いします」
ハルトは今、これまでの人生の中で最高の褒め言葉を頂戴している。ルミナはハルトのことをとても気に入ってくれたようだ。こんなことはこれまでもなかったし、今後も絶対にないだろう。ハルトはそんなことを考えた後で決断し、ルミナに返事をする。
「ルミナさん、宇宙船ルミナの船長にならせてもらうよ、よろしくお願いします」
ハルトはルミナのもったいないような好意に甘えることに決める。
「うれしいです、ありがとう、ハルトさん。ではここに立ってください。」
ハルトはルミナに言われるままに繰船室中央に姿勢を正してすくっと立つ。
「ここに手を当てて頂けますか」
ハルトは言われたとおり、繰船室にある半球状の物体に手を当てる。球はほんのり暖かい。
「これより、ハルトさんを宇宙船ルミナの船長に登録します」
ルミナがそう宣言すると、ハルトの手のひらがさらに温まり、その温もりが全身に広がるのがわかる。