表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
248/648

#その248 それはですね、隊長、私は宇宙一の天才だからです

#その248


 フェニックスベースを覆う岩板屋根がゆっくりと開く。隙間ができると、同時に、


「よしきた、フェニックス1号発進します」

 ティアナはそういうと、フェニックス1号をいきなり全開にして、カタパルトから発進する。


「うおおおお・・」

 ずぎゅーんとカタパルトから金属音が発して、すぐにフェニックス1号の姿は見えなくなる。


「相変わらず、すごい加速だな」

 ハルトはそういうと、無線越しにティアナに話しかける。


「ティアナはどうしていつもそんなに速いんだ?」

「それはですね、隊長、私は宇宙一の天才だからです」


「・・・」

「冗談ですよ、まあ、私の操縦テクニックが優れているからでしょうな」


「そうか・・・まあいいや。とにかく早く現場へ急行してくれ、旗艦ルミナスもじきに追いつく」

 屋根が全開になると、旗艦ルミナスは発進準備に入る。


「艦長よりノバ、プラズマジェネレータよりエネルギー注入、補助エンジン始動」

「ノバより、補助エンジン始動成功、出力20」


「艦長よりノバ、補助エンジン出力50,重力コントローラを作動」

「ノバ了解、重力コントローラを作動」


「艦長よりノバ、旗艦ルミナス離陸開始」

「ノバ了解、旗艦ルミナス、離陸、します」


 レスキュー隊旗艦ルミナスは重力コントローラを作動して、ゆっくりと離陸、その巨体の上昇を始める。惑星エリシアの重力をものともせず、旗艦ルミナスは大空へ吸い込まれていく。


「こちら、フェニックス1号ティアナ、重力圏離脱完了、衛星オツキ軌道へ向かいます」

「ハルト了解、H2Oユニットは見つかりそうか?」


「隊長、さすがのフェニックス1号にも宇宙空間は広すぎて、今はわからないです」

「そうか、引き続き探してくれ、それから現場監督リーフと話をしてくれないか」


「フェニックス1号了解」

 ティアナはそういうと、ティアロイドSを加速して、衛星オツキに接近する。


「リーフ現場監督、こちらフェニックス1号、聞こえますか」

「こちらリーフ、よく聞こえます」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ