表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
227/649

#その227  #フェニックスベースにて みなさん、いらっしゃーい

#その227


 浮上したその先は、完成したスペースレスキュー隊フェニックスの母港、基地フェニックスベースである。


「アリスより、みなさん、いらっしゃいませ、ここがフェニックスベースルミナス専用ドックです。これから排水するので、しばらく待ってくださいね」


 アリスがそういうと、みるみるうちにドック内の海水が減っていく。しばらくするとドック内の海水は完全になくなる。


「ねえハルト艦長、排水なんてしなくても重力コントロール使えば、そのままドライ状態のドック内に着陸できるのでは?」


「ルミナのいうことはもっともだが、これが正しい秘密基地への入り方なのだよ。覚えておきたまえ」

 ハルトはいつになく上機嫌でしかもオタク化している。


#フェニックスベースにて


「艦長より総員へ、下船用意」

 ハルトの呼びかけで全員がいそいそと外出用の支度をして、艦体側面に装備されたドック下船用エレベータ前に待機する。


 このエレベータはこのドックのためにアリスが改造取り付けした装備だ。今日は初めての下船なので、全員がルミナスの制服を着用している。なので、キャビンアテンダントの集団が行動しているようにも見える。


 エレベータに全員が載ったことを確認すると、そのままルミナスの外郭が開いて、船外のドック下へ直行する。このような場所で宇宙戦艦ルミナスを改めて見上げると山のように大きなことがわかる。エレベータが到着した場所にアリスが待っている。


「みなさん、いらっしゃーい」

「アリス、ありがとう、こんな素敵なドック作るの大変だったでしょ」

 みな、口々にアリスに礼を言う。


「みなさーん、驚くのは今じゃござんせん。さあ、フェニックスベース迎賓館へ行きましょ」


 アリスはそういうと止めてあったカートに全員を乗せるとカートを発車させる。カートはドック内道路を静かに走行する。


「なあアリス、ここって地下だよな。こんな立派な道路があるけど、地下だよな」

 ハルトが驚いてアリスに尋ねるが、まだまだといいうのか、アリスは返事もしないでカートを走らせる。


「はーい、みなさん、フェニックスベース迎賓館FBGに着きましたよー」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ