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#その224 #フェニックスベース建設 アリスのものづくり魂

#その224


「おぅ、ノバ、ありがとう」

 いつの間に現れたのか、ノバが合の手を入れる。


 スペースレスキュー隊フェニッスクの惑星エリシアにおける活動拠点の名称はフェニックスベースに決定する。後はアリスが建設を頑張るだけだ。


#フェニックスベース建設 アリスのものづくり魂


「ハルト隊長は、フェニックスベースにどのような構想をお持ちでしょうか」


 ものづくりは、どのような構想=目的や目標、用途などそれを使う人々の願いから始まる。必要とされるものや新たなものを生み出すものづくりがアリスにとって最高の幸せになる。


「フェニックスベースは宇宙戦艦ルミナスの母港になるので、艦の補給や修理はもちろん、乗組員が休息し、次の任務までに鋭気を養える場所でなくてはならないと思っているよ」


 ハルトにそう聞いたアリスは、フェニックスベースに必要な機能を列挙して、実現するために必要な施設建物の設計を行う。


「そうそう、宇宙戦艦ルミナスが出入りするのに、岩盤の天井ゲートががばって開閉するか、海中より、進入して海水を抜くタイプがいいなあ」


 アリスはハルトのそんな中二じみた要求ももちろん叶えるつもりだ。完成した時のハルトの喜んだ顔を想像するだけで、アリスは興奮してくる。


 そんなハルトや他のメンバーの希望を聞き取り、アリスは基本設計図を基地建設場所に合わせて描く。いくつかの設計案をハルトに見せ、ハルトはエリオット司令長官に見せて、建設許可を得る。


 建設工事そのものはアリスの独断場だ。外殻となる岩盤はマイクロマシンが怒涛の如く掘削し、地下とは思えない空間が出現する。強度が不足している場所は人工岩盤で補強したためにオシャレな空間に仕上がっている。


 巨大宇宙戦艦ルミナスを係留するメインドックは、海面着水後に潜航、ゲートオープン、ドック進入、固定、排水までを専用AIが面倒を見てくれるインテリジェントドックだ。


 ドック入りすれば、修理補給も完璧に遂行する。ドックには配下のマイクロマシンを増備して、宇宙戦艦ルミナス専用としてあり、いつなんどき命令が下ってもいいようにセルフトレーニングを命じてある。


 そして、艦長ルミナの要望ですぐに使える予備ドックを2つ、建設予定にさらに3つ準備している。これは後にフェニックスが発展拡大した時用の下準備とのことだ。


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