#その222 #スペースレスキュー隊フェニックス 爆誕
#その222
#レスキュー隊 命名「フェニックス」
「エリオット様、このメンバーでレスキュー隊を創設したいと考えています」
「ハルト艦長、すばらしい提案ですな、戦いより人助けのレスキューを選ぶとは、異世界より参られたハルト隊長ならではの素晴らしい発想だ」
えっ、ハルトは思ってエリオット国王に質問する。
「エリオット様、私が異世界人であることをご存じだったのですか?」
「ああ、わが国には{火急の際には異なる世界よりタスケビトが現れ、世界を救い給う}、という言い伝えがあってな、長いこと登場をお待ちしていたところなのじゃ」
ハルトはエリオット国王の言葉に驚くと共に、レスキュー隊創設という自分の考えが間違っていなかったことに自信を持つ。
「エリオット様、一つお願いがあります」
「なんじゃね」
「レスキュー隊にふさわしい名前を命名して欲しいのです」
「そうか、私が命名していいのか?」
「はい、ぜひお願いします」
エリオット国王はハルトに言われてしばし考えにふける。
#スペースレスキュー隊フェニックス 爆誕
「そうじゃの、我は雷を発するというかみなり鳥が大好きなのでな、雷鳥、レスキュー隊〇ンダー〇ード・・」
「エリオット司令、その名前はだめです、却下です」
「えっ、どうしてじゃ」
「それはチキュウ世界で有名なお話なので、だめなのです。業界の事情です、別の名前でお願いします」
「そうか・・・そうじゃのう、では、{スペース・レスキュー隊フェニックス}ではいかがかの。この宇宙世界において危機に陥った時に現れる伝説の火の鳥フェニックスがそなた達にぴったりじゃよ」
「スペースレスキュー隊フェニックス、ですか、いいですね、かっこいいです、ありがとうございます」
こうして、スペースレスキュー隊フェニックスはここ惑星エルシアに爆誕する。ハルトの組織図にもいつの間にかスペースレスキュー隊フェニックスと名前が入っている。このメンバーでどんな活動ができるだろうか、ハルトは今からワクワクしている。