#その219 #隊長 アマギハルト #旗艦ルミナス艦長 ルミナ
#その219
「次にメンバーについてご相談したいと思います」
「よかろう、できることがあれば引き受けるぞよ」
#司令長官 エリオット国王
「レスキュー隊司令長官をエリオット国王様にお引き受け願えますでしょうか」
「そのような大役がこのわしでいいのかのう?」
「はい、国王直属のレスキュー隊司令長官は宇宙貴族の中でも最高爵位の王族であるエリオット国王様であれば、他の貴族からの横やりをけん制することもでき、活動はなにかとやりやすくなります。ぜひお引き受けしていただければと考えます。」
「そこまで言われては断るのも恥ずかしいではないか。うむわかった、お受けいたそう」
「ありがとうございます、エリオット司令長官、資金繰りもよろしくお願いいたします」
エリオット国王は満足そうだ。
#隊長 アマギハルト
「次に隊長を私 大佐アマギハルトが務めさせて頂きます」
「ハルト殿はこれからは職位が隊長で階級が大佐となるのじゃな」
「はい、レスキュー活動に際しては相手がどのような身分の方なのかは想像もつきません。こちらがセレシア王国の軍隊と同等の組織を持っていると分かれば安心してもらえるのではないかと考えております。レスキュー隊員には王国軍と同等の階級と職位を与えることにご同意をお願いします」
「うむ、わしがレスキュー隊の司令長官だからの、その件はもちろん承認じゃよ」
「ありがとうございます」
「次にレスキュー隊メンバーです」
「まあ、だいたいはわかっとるがの」
#旗艦ルミナス艦長 ルミナ
「はい、まずレスキュー艦ルミナス艦長・航海長は中佐 ルミナ・サンシャードです」
名前を呼ばれて、ルミナは顔を紅潮させながらはい、と返事をする。
「ルミナは、これまでも冷静沈着な宇宙戦艦ルミナス航海長兼副艦長であり、隊のお姉さん格でもあります。あらゆる出来事を詳細に分析検討して、沈着冷静に指示を出すことができます。艦長として最適任です」
「ルミナ・サンシャード、光栄です、艦長・航海長職を謹んでお受けします」
ルミナは一礼して一歩下がる。